カステラは和菓子?それとも洋菓子?

2020年5月7日(木)8時0分 Jタウンネット


[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年4月22日放送の「なぞの細道」のコーナーでは、「カステラは和菓子なのか、洋菓子なのか」という疑問について調べていました。

和菓子コーナーで売っているイメージのあるカステラ。その一方で、カステラというネーミングは洋菓子のような気もします。はたして、どっちなのでしょうか。

解釈は人それぞれ?

明治時代後期に金沢市内で初めてカステラを販売したとされる別所文玉堂。店構えこそ和菓子店ですが、中では洋菓子も販売されており、どちらか判別がつきません。

店主の話では、技術的には洋菓子、けれども作っていたのは和菓子店とのこと。カステラを販売した当初は、このお店も和菓子店だったそうです。

カステラは、卵と砂糖を混ぜ泡立て粉を加え、型に流し込んでオーブンで焼きます。

カステラが伝わった当時、欧州には全体から熱を加える石窯がありましたが、日本ではかまどで鍋を使って焼いていました。

基本的に、和菓子の加熱は下から、洋菓子の加熱は全方向からなのです。それを考えると、当時のカステラは和菓子と言うことになります。

しかし、和菓子職人が、鍋の上からも加熱できるように工夫をして、改良したカステラができるようになりました。ややこしいですが、その製法だと全体から加熱しているので洋菓子になります。

食品の歴史について研究をしている教授の話では、カステラは「食品成分表」では和菓子、「家計調査年報」では洋菓子に分類されています。

ですので、教授も処遇に迷うそうなのです。

どちらかはわからないままですが、解釈は人それぞれなのかもしれませんね。

(ライター:りえ160)


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