休校による学習格差、9月入学で「解決できる」文科大臣

2020年5月13日(水)12時15分 リセマム

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賛否を呼んでいる9月入学に関して、文部科学省の萩生田光一大臣は2020年5月12日、長期間にわたる休校により学校や家庭で学習格差が生じている現状を認めたうえで、「これらの問題は解決できるという、ひとつの利点はある」との考えを示した。

 学年の始期を5か月遅らせる「9月入学・新学期制」については、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校が長期化する中、高校生などから声があがり、全国知事会が政府に導入を検討するよう要請。拙速な導入を危惧して、日本PTA全国協議会が緊急要望書を提出、日本教育学会が声明を発表するなど、賛否を巻き起こしている。

 5月12日に会見した文部科学省の萩生田大臣は、「授業がこの間、十分できている学校もあれば、家庭学習だけれどもちゃんと習熟度をあげているという学校もあれば、なかなか家庭で勉強ができていないお子さんもいらっしゃって、そういう意味では差がついていっている状況は否めないと思う」と発言。

 そのうえで、9月入学について「時間を確保することによってこれらの問題は解決できるという、ひとつの利点はあるのだろうと思っている」と語った。

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