65歳から老齢年金の受給を開始し、66歳から再就職した場合、老齢年金の受給を停止し繰り下げることはできますか?

2024年5月22日(水)8時10分 All About

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、すでに受給している老齢年金を繰り下げることは可能かどうかについて、専門家が解説します。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。
今回は、すでに受給している老齢年金を繰り下げることは可能かどうかについてです。

Q:65歳から老齢年金の受給を開始し、66歳から再就職した場合、老齢年金の受給を停止し繰り下げることはできますか?

「65歳から老齢年金の受給を開始して、66歳から再就職した場合に、もらっている年金の受給を停止し繰り下げることはできますか?」(あっちゃん)

A:老齢年金の受給を開始した後は、繰り下げできません

結論からいうと、老齢年金の受給を開始した後は、繰り下げできません。
老齢年金は、原則65歳から受給できますが、65歳では受け取らずに、66歳から最長75歳まで繰り下げて受け取ることができます。繰り下げ受給すると、繰り下げた期間に応じて、ひと月あたり0.7%増額されます。増額率は変わらずに一生涯増額された年金を受け取れます。
繰り下げ受給は、65歳から年金を受け取らなかった人が対象になります。65歳から老齢年金をもらっている場合、繰り下げすることはできません。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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