隠れ家発見!京成小岩に佇む、センス光るクラフトビールスポット
2025年5月29日(木)10時50分 食楽web
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●京成小岩の住宅地に、こだわり満載の“立ち飲み”クラフトビール店があるという噂。いったいどんな店なのか? 突撃してきました!
京成小岩駅から徒歩2分。住宅地に突然現れる看板
今回訪れたのは、京成小岩にある立ち飲みクラフトビール店『京成小岩クラフト酒店』。かなりこだわった品揃えで人気のお店です。
けっこうな繁華街として栄えるJR新小岩駅に比べ、京成小岩駅は駅を出た途端に住宅地です。駅から2分ほど歩くと路地の入り口に『京成小岩クラフト酒店』の看板を発見しました。
建物は普通の民家
行き止まりの路地の奥にその『京成小岩クラフト酒店』はありました。手前にも民家を改装した飲食店があり、かなり賑わっていました。京成小岩がキてるのかも?
飲み物の注文は1階の立ち飲みカウンターで。こだわりのドラフトビールは毎日6種類。
建物の外観は民家を手作りで改装したような風情です。しかし、一歩足を踏み入れたらそこはおしゃれなスタンディングバー。
入口から向かって右側の冷蔵庫には日本各地、世界各地のクラフトビールがずらり。その上の黒板には日替わりのドラフトビールとグラスワインのメニューが貼り出されています。ボトル、缶は酒店として販売していて、店内で飲む場合には抜栓料がかかります。
左側にカウンターがあって、カウンターと冷蔵庫の間が立ち飲みスペースです。
日本各地、世界各地のクラフトビールが揃えられています。
立ち飲みスペースはまだ17時なのにもかかわらず満員御礼!地元の常連さんが多いそうなのですが、おしゃれな若者ばかりです。京成小岩の住宅地に突如現れたおしゃれスペース。冷蔵庫に並ぶビールも心なしかおしゃれで眺めているだけでも楽しめます。
そして、満席の場合や人数が多い場合は2階席も利用できます。店の奥の階段を登っていざ2階席へ。
2階の飲食スペース。友達の家に遊びに来たような安心感。
2階席は友達の実家の部屋のようでした。男の子が大学生まで住んでいた部屋なのかもしれません。壁のイラストに書いてある「KKCB」は『京成小岩クラフト酒店』の略称です。
実家感の濃厚な2F
レコードプレーヤーとレコード、マンガ、ゲームなど実家感溢れるグッズが無造作に置いてあり、自由に使えます。本当に友達の実家に遊びに来たような気分です。
クラフトビール色々 (瓶、缶売りビールを店内で飲む場合は、抜栓料(〜330ml 200円、〜500ml 300円)
飲み物は1階のカウンターでキャッシュオンでオーダーすると持ってきてくれます。正統派からネタ的なもの(味は本格派!)まで色々といただいてみました。
日本各地、世界各地のビールが揃えられていますが、特に近所(東京下町や千葉)のブルワリーのものには力を入れているそうです。
「木樽熟成山伏」はベースとなるビールを木樽に詰め、通常のビール酵母とは異なる複数の微生物を用いて発酵・熟成させた、ドライで複雑な味わいを持ったビール
何を飲もうか迷った時には店主さんに相談すると好みや予算などを考慮してビールを選んでくれます。この日一番マニアックだったのは、この木樽熟成山伏。普通のビールとは全く違う、苦味がなくて少し酸味のあり、ワインのようなコクがあり、時間をかけてじっくり味わいたいビールでした。
「房総ジビエ」のイベントでは、猪、鹿、キジなどのジビエ料理が出された[食楽web]
SNSでは「直売所ラン(近所の野菜直売所を巡りながら走るというユニークなイベント)」など、楽しげな催しの告知がされているので、ぜひチェックしてみてください。不定期でゲストシェフを招き、ここでしか味わえない特別メニューが登場することも。
普段の営業日でも、直売所の新鮮野菜を使ったこだわりのおつまみと絶品クラフトビールが楽しめます。次はふらっと立ち寄って、1階で気軽に立ち飲みしてみたいなと思いました。
●SHOP INFO
京成小岩クラフト酒店
住:東京都江戸川区北小岩6-15-8
TEL:03-6877-0525
営:平日18:30〜翌0:30 土日祝13:00〜0:30(休前日23:00)
営業予定はSNS参照
https://www.instagram.com/keisei_koiwa_craft_bottleshop
休:月曜
●著者プロフィール
工藤真衣子
写真家。人物を中心に様々な媒体で撮影。グラビア、インタビュー、ドラマ映画スチールなど。ライター:食レポ、レシピ記事は現地系異国メシ、珍しい食材、味のある店など個人的に好きな店や料理を紹介。新宿御苑前で写真館「スタジオ アトリーチェ」経営。