【就活とAI】26卒の3人に2人はエントリーシートなどに活用、企業側が面接に使うのは半数近くが否定的 - マイナビ調査
2025年5月30日(金)11時8分 マイナビニュース
マイナビは5月26日、「マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>」の結果を発表した。調査は4月25日〜30日、2026年卒業予定の大学生・大学院生1,385名(文系男子230名、文系女子546名、理系男子293名、理系女子316名)を対象にWEBで行われた。
○26卒大学生7割が「就活にAI」を利用、何に使う?
調査によると、AIを利用したことがある学生は82.7%と、2年前(39.2%)と比較して2倍以上に。利用場面を聞くと、6割超が「就職活動やそれ以外でも利用がある」(62.3%)と回答し、学生生活の中でAI利用が身近になっていることが明らかに。また、「就職活動」における利用経験は66.6%と7割近くにのぼった。
さらに、就職活動でのAIの利用方法を聞いたところ、1位「エントリーシートの推敲」(68.8%)、2位「エントリーシートの作成」(40.8%)と、エントリーシートに関連した利用が上位に。AIを使う理由を聞くと、「作業時間の短縮になるため」(62.6%)、「AIによって自身のアウトプットを改善・改良するため」(58.0%)が多くあげられた。
○選考のAI活用はどう思う?
次に、企業が選考の評価検討にAIを利用することについて学生の意見を聞くと、利用内容によって反応が異なることがわかった。「使ってよいと思う」という意見が最も多かったのは「適性検査の評価検討」で49.8%。一方、「使ってよいとは思わない」という意見が多かったのは「面接内容の評価検討」(47.5%)だった。明確に数値などで結果がでる適性検査ではAIの利用は受け入れられるが、人柄など数値で表すことの難しいものを評価する面接では受け入れられづらいよう。
また、企業から指定される面接手法によって「受験意欲」に影響があるかを聞いたところ、受験意欲が「上がる」のは「対面面接・WEB面接」、反対に意欲が「下がる」のは「動画選考・AI面接」という結果に。
面接手法を選べる場合にどの手法を選ぶかを聞くと、一次面接は「WEB面接」(79.3%)の希望が最多で、それ以降の選考段階では「対面希望」の割合が増え、最終面接では9割近くが「対面面接」(85.0%)を選択した。