意外と簡単!「幸せな老後」を手に入れる方法

2024年5月31日(金)21時40分 All About

「日本の高齢者は主要国の中でも、もっとも不幸である」―――国連関連団体の調査によると、日本はG7(主要7カ国)のうち最も幸福度が低いのだとか。

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日本は年をとるほど幸福度が下がる?

国連の関連団体が発表した「世界幸福度ランキング」によると、日本はG7(主要7カ国)のうち最も幸福度が低いという結果でした。
特に日本では、「不幸な高齢者」の存在が目立ちます。内閣府が公開した『平成20年版国民生活白書』によると、日本人は年を取るほど幸福感が下がる傾向が確認できました。
「日本の高齢者は主要国の中でも、もっとも不幸である」
残念ながら、これは事実のようです。
しかし、そう悲観する必要はありません。日本の高齢者が不幸な原因や対策は、各種研究によって明らかにされています。そこで今回は、「幸せな老後を手に入れるシンプルな方法」をご紹介しましょう。

幸せな老後を手に入れるシンプルな方法とは?

幸福学の第一人者である、エリザベス・ダンらの書籍によると、日本の高齢者が不幸であるもっとも大きな理由は、「人間関係の希薄さ」なのだとか。
「良い人間関係が良い人生を作る」。
ハーバード・メディカル・スクールの心理学者、ロバート・ウォールディンガーもまた、75年の追跡研究を経て人間関係の重要さを説いています。
彼の講演によると、良い人間関係を持つ人ほど長生きで、健康で、記憶力が良いのだとか。逆に言えば、人間関係をおろそかにすると、早死し、不健康になり、記憶力が悪化するということです。

スタイル別、人間関係の作り方

とはいえ、幸せにつながる人間関係は、人によって千差万別です。それこそ、身近な人との「深い人間関係」を重視する人もいれば、幅広い人との「広いつながり」を重視する人もいます。
よって、良い人間関係を手に入れるには、「自分はどんな人間関係を求めているのか?」を第一に知る必要があります。
京都大学こころの未来研究センターの内田由紀子氏らが公開した論文では、人間関係の作り方を2つのパターンに分けて幸福度との関係を研究しました。
1つ目のパターンは、人間関係を広く求める「開放型」のスタイル。「開放型」のスタイルを持つ人は、人間関係の質以上に、良好な人間関係の「量」が幸福につながることが分かりました。
2つ目のパターンは、既存の安定的な人間関係を求める「維持型」のスタイル。「維持型」のスタイルを持つ人は、付き合いの「質」が幸福につながることが分かりました。
ちなみに、日本人は村社会・島社会が強い文化です。よって、「開放型」より「維持型」の方が多いようですね。
人生100年時代。せっかく長生きできるのに、「長生きするほど不幸」な人生なんて、まっぴらごめんです。幸せな人生を送るためにも、自分のスタイルに合わせて、老後の人間関係について、早めから考えておくとよいでしょう。
参考資料:幸せな老後を手に入れる!シンプルな方法(https://allabout.co.jp/gm/gc/478871/)
文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。
(文:中原 良太(個人投資家・トレーダー))

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