実母に「あんたのお産なんか、みんなにとって関係ないから」と言われた衝撃エピソード

2023年7月3日(月)19時25分 キャリコネニュース

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女性にとって出産は命がけの大仕事。だからこそ出産当時に言われたことは、ずっと覚えているものだ。都内の30代後半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、2015年に第一子を出産した際、


「あんたのお産なんか、みんなにとって関係ないから!」


という言葉を実母にかけられ、衝撃を受けたという。(文:福岡ちはや)


タクシーの不手際に「このことは誰にも言うな。○○が黙れば済む」と言う両親



「当の母はすでに覚えていないでしょうが、私は忘れません」と憤る女性。ことの発端は、出産時に利用した総合病院の陣痛タクシーの不手際だった。陣痛タクシーとは事前に登録し陣痛のときに産院まで送ってもらえるサービスだ。


「陣痛が始まった深夜に連絡したものの40分経っても来ず、病院へ問い合わせても『車は40分以上前に出発したけれど、どこを走っているか分かりませんのでもう少しお待ち下さい』と言われただけでした」


一刻を争う出産で待ち続けるのは不安だったことだろう。結局、タクシーが来たのは1時間以上経ってからだった。しかも


「運転手は一切謝罪せず、『早く乗ってください』と横柄な態度。(中略)『いつもの道が工事中』と笑い、私を待たせたことを謝罪しなかったため、出産に影響はなかったものの怒りを覚えました」


「夫は夫で、他人と争うことを嫌がる性格のため、相手に何も言いませんでした。そのうえで(夫は)『病院の人にきつい言い方はダメだよ。世話になるんだから!』と私を責めたのです」


孤立無援で夫にすら怒りを覚えながら、翌朝無事に長女を出産した。ところが、やってきた実の両親は陣痛タクシーのことを聞くと、苛立つ彼女の神経をさらに逆なでしたのだった。


「『運転手さんも夜遅くに呼ばれて不愉快だったんだ。このことは誰にも言うな。妊婦を待たせたとか言ったら、世間から責められるし大事になって運転手さんがクビかもよ。ほったらかしにされたのが〇〇でよかった。〇〇が黙れば何でも済むもん。何もないのが一番と思わない?』と非常識な運転手を庇う意見でした」


その末に実母から出たのが、冒頭の「あんたのお産なんか、みんなにとって関係ないから!」という言葉である。


そもそも実母は過干渉な性格で、女性が小さい頃から「あなたを好みどおり動かさないと気が済まない」と連呼していたという。そのため「(母親は)私から自信をなくさせ、いつまでも支配したかったのでしょう」と推測する。しかし、すでに母となった女性は強かった。


「私の出産は私の長女の命も関わることです。私だけの問題じゃありません。病院の非常識な態度は明るみにしようと、病院本部への意見箱に運転手の詳しい特徴と言動など当時のできごとをしっかり書いて投書しました。のちにその運転手は厳重注意されたとのことです」


最後に女性は「私の長女に対しては優しい祖母面する母ですが、私は今も信用しません」と綴った。家族の信頼関係は崩れてしまったが、長女が何事もなく生まれてきたことが不幸中の幸いか。

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