広島~呉のバス輸送強化 一般車両の通行止区間を「災害時BRT」で活用

2018年7月17日(火)20時0分 Jタウンネット

平成30年7月豪雨でJR呉線の運転休止が続き、通勤や通学などで大きな影響が出ている広島〜呉間に、2018年7月17日から新たな形のバス輸送が導入された。


今回始まった「災害時BRT(バス高速輸送システム)」は、災害で一般車両が通行止めとなった高速道路や自動車専用道路で、指定したバスを通行可能とする方法。速達性や定時制が確保できるもので、広島県の報道発表によると「通勤向けバスとしては初めての取組」になるという。


県とJRの共同運行


新たなバス路線では、呉インターチェンジ(IC)から天応西(てんのうにし)IC、坂南ICを経て、JR呉駅とJR広島駅新幹線口をノンストップで結ぶ。新幹線(東広島〜広島)や、フェリー(呉港から広島港へ)での振替輸送に加えて、両エリアの橋渡しになることが期待される。


【呉〜広島間のバス・航路を増強しました】
県や関係機関が協力し、本日7/17から通勤通学時の交通アクセス確保のための新たな取り組みを始めています!⇒https://t.co/R7sZNTJsU7
※JRのバスと船は区間のJR定期券・回数券をお持ちの方のみ利用可。
#拡散希望 #がんばろう広島
- 広島県 (@hiroshima_pref) 2018年7月17日

JR西日本のプレスリリースによると、バスはJRと広島県の共同運行で、呉→広島は呉駅5時30分以降順次、広島→呉は広島駅18時30分以降順次のスケジュールとなる。所要時間は1時間30分〜2時間30分(周辺の道路状況により、大幅に遅れる場合あり)。


対象者は、18年7月6日までに購入した三原駅〜海田市駅の不通区間を一部でも含む定期券か、普通回数乗車券を持つ人。整理券配布方式(呉駅は5時15分から、広島駅は18時15分から配布)の乗車で、乗車人数は約1000〜2000人だという。


現地からは利用者や周辺住民から、反応ツイートが続々と出ている。


広島支社が、県と協力して高速バスと宮島フェリーの船で呉線の救済便を出すなんていう凄まじくアクロバティックな事を始めてる;
- パンダ (@kaijin_redpanda) 2018年7月16日

1時間で呉⇔広島を臨時バスで行けたら上等だな。
- ふみキチ (@m78_nkok) 2018年7月16日

呉駅を6時に出発したJRの臨時バスに乗ったらまさかの40分で広島駅に着いたから7時52分まで朝マック決め込む
- わしず (@wszfmak) 2018年7月16日

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