「赤い目の宇宙人映像を観た」ヴァルジーニャ事件に新証言! 医師が告白、近く映像公開か

2023年7月17日(月)7時0分 tocana

“ブラジル版ロズウェル事件”とも称される「ヴァルジーニャ事件」に新たな展開が見えてきた。存在が噂されているエイリアンの姿を撮影したビデオを見たという人物がもう1人見つかったのだ——。


エイリアンが病院に運ばれていた?

 1996年1月20日、ブラジル南東部に位置するミナスジェライス州ヴァルジーニャで地元住民の3人の少女が、空き地の林で異様な生物を目撃した。


 ヒトの姿をしたその生物は身長1メートルほどで、大きな頭に3つのコブがあり、顔の大きな目は真っ赤で、猫背の姿勢で2本足で直立歩行していたという。いわゆる“グレイ”に多くの点で一致する。何らかのダメージを負っているようで、弱々しくゆっくり歩きしばらく座り込んでしまっていたという。


 後にヴァルジーニャ・エイリアンと呼ばれるその生き物は間もなくやってきた軍関係者によって確保されたといわれているが、当局はそのようなことは行っていないと否定している。


 当日にはその近くでUFO(※1)を見たという証言もあり、メディアでも大々的に取り上げられ「ヴァルジーニャ事件」と呼ばれるようになった。


 その後2012年になって、UFO研究家のヴィトリオ・パカッチーニ氏が軍関係者から許可されヴァルジーニャ・エイリアンの姿を映したビデオを見たと主張して再びヴァルジーニャ事件は注目を集めた。


 そして今回、このヴァルジーニャ・エイリアンと思われる映像を見たと話す人物がもう1人あらわれたのだ。それは神経外科医のイタロ・ヴェントゥレッリ氏である。


 ジャーナリストのマルコ・レアル氏とジョアン・マルセロ氏はヴェントゥレッリ氏にインタビューし、この生き物を映したビデオについて質問した。


 ヴァルジーニャ事件の当日、勤務先のミナスジェライス州の病院の前には軍関係者と報道陣が集まっていて、やって来たヴェントゥレッリ氏はレポーターの1人から「ET(地球外生命体)の手術をしたんですか」と質問されたのだという。


 何のことやらさっぱりわからず質問を受け流して病院に入ったヴェントゥレッリ氏はその日、若い同僚の医師からパソコンの画面上で映像ファイルを見せられたのだった。


 映像には銀色のストレッチャーに乗せられた白っぽい小さなヒューマノイドの姿があり、その周囲を4、5人の白衣を着た医療スタッフが囲んでいる様子が映っていたという。ほんの15秒から20秒ほどの映像であったということだ。このビデオをヴェントゥレッリ氏に見せた当時の若い同僚の医師の身元は伏せられている。


 小さな子供ほどの大きさのヒューマノイドの下半身は布で覆われていて、大きな頭には赤い目があり額には3つのコブがあった。顔はのっぺりしていて鼻や口はあるのかどうか確認できなかったという。首はほどんとなく、上半身はとても華奢で胸は薄くて腕は細く、わずかに上半身を動かすシーンもあったということだ。


 このヒューマノイドはヴァルジーニャ・エイリアンなのだろうか。軍関係者によって確保されたエイリアンが病院に運ばれたという噂が確かに当時流れていたのである。



エイリアン映像の公開は近い!?

 ヴァルジーニャ事件を題材にした映画『Moment of Contact』(2022年公開)の監督でプロデューサーのジェームズ・フォックス氏は現在もこの事件を調査している。


 フォックス氏によれば、ヴァルジーニャ・エイリアンが確保された際に軍警官のマルコ・チェレーゼ氏は素手で触れてしまい、後に感染症を患い何度か手術を受けた後に最終的には敗血症で亡くなったと話している。


 そして今回、フォックス氏はチェレーゼ氏の遺体を検死解剖した2人の法医学病理学者を特定し、その検死結果についての声明を紹介した。


●病理学者1:これは実際に地球外生命体が関与した可能性があるチェレーゼ事件に関する私の最初の声明です。彼がこの細菌を独特の方法で説明しているため、奇妙なことになっています。


●病理学者2(ジョアン・B・M・ジャニーニ医師):このエイリアン人が外部から細菌を持ち込みました。「ET」という性質もあれば、「ETの爪から出た細菌」という性質もあります。亡くなった軍人の遺体から発見された細菌は彼の免疫システムにとって致命的な凶器のようなものであったことは本当です。


 フォックス氏はチェレーゼ氏の細菌感染症が宇宙船や生物学研究所に関連している可能性があると考え、比較的最近の事件であるヴァルジーニャ事件の関係者の中に、UFOの存在に関する議論に決着を付ける可能性のある“生き証人”がいることを確信しているということだ。


 さらにフォックス氏はオンライン掲示板「Reddit」のスレッドで「私はブラジルで証拠写真(ビデオと静止画の両方)を見たと主張する3人の証人と個人的に話しました。詳細は近日中に発表されるでしょう。もうすぐです」と衝撃的な書き込みを行っている。


 この件についてオルタナティブメディア「Howandwhys」のヴィッキー・バルマ氏は、フォックス氏がパカッチーニ氏の協力を得てヴァルジーニャ・エイリアンの映像を明るみに出そうと準備している可能性があると指摘している。


 はたして近いうちにもヴァルジーニャ・エイリアンの映像が公開されることがあるのだろうか。ヴァルジーニャ事件の動向にここしばらくは目が離せないようだ。


(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。



参考:「Howandwhys」ほか

tocana

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