ジェンダーレス水着に高評価、肌露出が少なく日焼け対策にも

2022年7月22日(金)11時15分 リセマム

ジェンダーレス水着についての考え

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ジェンダーレス水着は、男女の区別がないことや、肌の露出が少なく日焼けの観点で高評価を得ていることが、アクトインディ運営のおでかけ情報サイト研究機関「いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所」が2022年7月21日に公表した調査結果より明らかとなった。

 ジェンダーレス水着に関するアンケートは、アクトインディ運営のおでかけ情報サイト「いこーよ」ユーザー306名の回答をもとに「いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所」が集計したもの。調査期間は、2022年7月4日〜7月10日。

 まず、水着の規定について尋ねたところ、保育園・幼稚園では「特にない」が77%と非常に多い一方、小学校になると、いわゆるスクール水着といわれるような紺や黒の色指定や、ベーシックなデザイン以外の水着は禁止等、さまざまなな規定が設けられていることがわかった。許容してほしい規定としては、「ラッシュガードの着用」「日焼け止めを塗ること」等、日焼け対策に関する要望が比較的多くあがっていた。

 話題のジェンダーレス水着については、「日焼けの観点で肌の露出が少なくていい(58%)」等、日焼け対策や肌露出の観点からおおむね評価が高く、反対に「全員がジェンダーレス水着になるのはいやだ」というような否定的な意見は少数にとどまった。また、「男女の区別がなくていい(53%)」、「体型がわかりにくくていい(39%)」等、ジェンダーレスの観点からみて評価する意見も多かった。

 最後に学校・園のプール授業について、自由記述で意見を聞いたところ、「生理中の欠席の子供の心理状態をもう少し配慮してほしい」「男女別のプール授業だと嬉しい」等の意見が多数みられ、「男女別の着替える場所」を求める意見もあがった。

 しかし、男女別プール授業は「いこーよ 子どもの未来と生きる力研究所」によると、ジェンダーレスの観点から性別をわけることが性的配慮に欠けることにもなり、難しい課題を含んでいるという。ジェンダーレス水着は、解決策の1つとして有効と感じる一方、水着の問題だけにとどまらず、プール授業のあり方自体も含めて、より最適な方法は何かという議論と試行錯誤を今後も続けていく必要があると思われる。

リセマム

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