【自由研究】野菜からDNAを取り出そう!(小学生向け)
2018年7月23日(月)15時0分 リセマム
ここでは、身近な野菜を使って「DNAを取り出す」実験方法をご紹介。自由研究テーマ選定の参考にしていただきたい。
自由研究:中学生向け 小学生向け
野菜からDNAを取り出そう!
テーマ【植物の成長(5年生)】 実験
対象学年:3〜6年生 むずかしさ:★★ 所要時間:1時間
ブロッコリーやチンゲンサイなど、身近な野菜をすりつぶし、DNAを取り出してよく観察してみよう。
用意するもの
調べたい野菜(国産のものがよい) すりばち、すりこぎ お茶パック(ろ紙) プラスチックカップ 無水エタノール スポイト はかり 小さいガラスびん、または透明カップ 包丁や料理用はさみ DNA抽出液(水、食塩、台所用合成洗剤)
※無水エタノールは薬局で手に入る。
※台所用合成洗剤は、ヤシの実などを原料にした肌にやさしい洗剤が適している。
実験のやりかた
水95mL、食塩5g、台所用合成洗剤小さじ1を混ぜて、DNA抽出液を用意しておく。
野菜8gをこまかくきざむ。ブロッコリーや菜の花を調べるときは、花の芽だけを使う。
すりばちで、きざんだ野菜をよくすりつぶす。
DNA抽出液30mLを入れて、そっと1回かき混ぜ、10分くらいおく。混ぜすぎると、DNAがきれてしまうので注意する。
お茶パックをプラスチックカップにセットし、こす。
小さいガラスびんの3分の1くらいまで5を入れる。
無水エタノールをスポイトで、ガラスびんのかべにつたわらせて、そっと注ぐ。
無水エタノールとのさかいめに、白しろくもやもやしたDNAが出てくる。30秒後くらいから出はじめるので、虫むしめがねでよく観察しよう。
ためしてみよう!
チャレンジ1
出てきたDNAをスポイトで取り出し、虫めがねやけんび鏡で観察すると、もっとよく見えるよ。
チャレンジ2
調べてみたい野菜やくだもの、魚卵、レバーなどで実験してみよう。新鮮なもののほうが、出やすいよ。
実験でサイエンス
DNAは、すべての生き物の細胞ひとつひとつに入っています。
抽出液に使う洗剤は、DNAを取り出しやすくし、食塩はDNAを集まりやすくします。DNAの1本1本は目で見ることはできませんが、この方法でかたまりを見ることができます。
発表のためのまとめ
実験の手順や結果を写真にとってまとめよう。