「猛暑の日、2トントラックで仕事していた私。料亭傍に停車して休んでたら、女将さんが中から出てきて...」(東京都・50代男性)

2023年8月3日(木)11時0分 Jタウンネット

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Yさん(東京都・50代男性)

30年前、トラックでルート営業をしていたYさんはゆっくりとお昼を取れない日々を過ごしていた。

ある暑い日、夏バテ寸前だったYさんが車を止めてお弁当を食べていると......。

<Yさんの体験談>

30年前、私は2トントラックに乗ってルート営業をしていました。

一日に20件くらいのお店を周り、約2tもの荷物を台車で降ろす。配送時間の縛りもあって、なかなか車を停めてゆっくりお昼とは行かない毎日でした。

チラリと見てきて...

その夏は連日の猛暑。体力もギリギリで、夏バテ寸前でした。

その日はお弁当を買って、少しのどかな場所に車を停めてご飯を食べることに。

すると、 料亭の女将さんらしき方が、打ち水をするために表に出て来てこちらをチラリとみてきました。

「まずい、お店の傍に駐車しているのを怒られるのかなぁ」と思い、お弁当を食べるペースを上げました。

しかし女将さんは、紙コップにむぎ茶を並々入れて来てくれたのです。

「毎日暑いのにご苦労様です。コレ良かったらむぎ茶だけど飲んでね。ゆっくり食べていって大丈夫だから」

その時の麦茶の味は格別で、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと思いました。

あれから数十年が過ぎ、今度は自分が配達員さんや近所の工事の警備員さんに飲み物を差し入れする側になりました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

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読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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