お肉かな?(パクッ)→ブドウでした... 山梨の「ぶどうカレー」が色々とすごかった
2019年8月4日(日)11時0分 Jタウンネット
これまでにも数々の「変わり種」レトルトカレーを紹介してきたJタウンネット編集部。その中でもとくに、真っ青に染まった「ネモフィラカレー」は編集部員たちに衝撃を与えた。
今回取り上げるのは、本来は入っていないはずのフルーツが丸ごと入った衝撃カレーだ。
「ぶどう園の葡萄カレー」と名付けられたこちらには、ブドウの実がたっぷりと入っている。日本各地にある名産をカレーに入れる風習にはいささか不安を覚えている筆者だが、今回は何が待ち受けているのか。
ワインの風味?
このカレーを購入したのは中央道・談合坂サービスエリアだ。土産コーナーを見ていると、友人がこんなものを持ってきた。
「ワインも葡萄だしいけるんじゃね?」
一理あるのではないか。そう思い後日、編集部に持ち込んだ。
しかし、冷静になって見ると、スパイスに漬けこんだ葡萄を入れてしまうとは中々のインパクトだ。
贅沢ではなく不安の方が先に出るのは何故だろうか。
まるでゴロゴロとした肉のようだが、ルーに浮いているのはブドウだ。何も知らずにこの状態で見たら、きっとお肉と勘違いしてしまうに違いない。それほど強烈な存在感を発しているのだ。
加熱した時点でワインにも似つかない甘い独特の香りが漂う。電子レンジの近くにいた人も「何?」、「これでカレーなの?」と驚いている。
確かに今まで食べてきたカレーの中で最も香りに特徴があるものと言える。
既に甘そうなのだが、食べてみると不思議なものでサラリとしたルーが食べやすく、甘さもそこまで強くない。パッケージ裏にあった通り、中辛の一歩手前くらいであろう。
さて、メインターゲットである葡萄はどうなのか。食べなければならないのはわかっていても、カレーの中から出てきた葡萄に抵抗があり中々口に入れられない。
覚悟を決めて食べたが、甘みなどはない。若干の酸味とカレーの味が噴き出してきた。
カレー味の葡萄という表現が最も正しいだろう。しかし、カレーからすくって食べた状態では本当にそうなのか判別できない。
そこでカレーから取り出して水洗いした。熟した葡萄の実が出てきたが、中はどうなのか。
スパイスで漬け込んでいるせいもあるのだろう、皮と色が変わらない。
水洗いをすると味は変わるのかと考えたが失敗。ルーが付いているときとあまり変わらないが、唐突に襲ってくるカレーの味で気持ち悪くなってしまった。
ほかの編集部員にも食べてもらったが、とてもここに書けないほどの不評だった。
ちなみに女性記者のSさんだけ「梅干しみたい」と評価。好きな人は好きと言ったところか。
カレーと一緒に食べれば意外に馴染む。なんとも不思議なカレーだった。