「高さ9メートルのUFOに誘拐された男」警察も調査した、最も尊重されているアブダクション“ロバートテイラー事件”全貌!

2021年8月12日(木)10時0分 tocana

 世界中にあまたあるUFO目撃&遭遇だが、その中でも最も“尊い”UFO遭遇事件がある。42年前にスコットランドの森で起きた「ロバートテイラー事件/別名:デッヒモントウッズUFO事件」である。


■森の中でUFOに襲われ意識を失う


 1979年11月9日、森林作業員のロバート・テイラー氏(当時61歳)は、いつものように朝から中央スコットランド・リビングストン近くの森林公園「デッヒモントウッズ」で作業に従事していた。


 午前10時半、森林公園の柵と門をチェックしていたテイラー氏は木が生えていない一帯に高さ9メートル(30フィート)のドーム型のUFOを目撃した。


 警察への証言の中でテイラー氏は大きなUFOから「突起物のある2つの球体」が出てきて自分に向かって転がってきて、彼が気絶する前に突起物によって彼の両脚がつかまれたと述べている。その後にUFOの内部へと連れ込まれたのだろうか。もしそうであれば“エイリアン・アブダクション”事件ということになる。



 UFOに両脚をつかまれると同時に気を失ったテイラー氏はかすかに何かか激しく燃えている匂いを嗅いだという。そして気絶した後、20分もの間はもちろん何も憶えてはいなかった。


 その20分後、森の中で倒れた状態で目覚めたテイラー氏は衣服が乱れており、特にズボンにはいくつか裂けた箇所があった。UFOの中で乱暴をされたのだろうか。また周囲の地面には規則的なパターンを持って並んでいる小さな窪みがいくつもあったという。


 服は乱れ、ズボンは切り裂かれていたが身体へのダメージは特になく、テイラー氏はその日はいったん帰宅した。


■警察が調査


 家に着くとテイラー氏は妻のメアリーに今日の出来事を話したのだが、UFOに襲われたという夫に驚いたメアリーは一度警察に連絡するべきだと考えた。こうしてUFO遭遇事件としては異例ともいえる警察による捜査が行われることになったのだ。



■残された32個の謎の窪み


 戦争帰還兵であるテイラー氏は地元では尊敬されている人物であり、絶対禁酒主義の教会に通う敬虔な信者としてよく知られていた。


 かような人物であるからこそ、それがいかに突拍子のない話であってもテイラー氏の誠実さを疑う人は誰もおらず、2007年に亡くなるまでその信頼を失うことはなかった。


 警察はテイラー氏の衣服が乱れ、ズボンが裂けていたことから暴行事件として捜査をしていた。


 テイラー氏が目覚めた場所に残されていた直径9センチ(3.5インチ)の32個の窪みは少なくとも数トンの重量のある何らかの車両や重機がそこに留まっていたことが示されるのだが、どうやってそこにきて、どうやってそこから去ったのについての手掛かりはいっさいなかった。つまり空からやってきて着陸し、再びそこから浮かび上がって飛び去っていったとしか考えられないのだ。



 警察はこの地にやってくる可能性のあるさまざまな車両や重機を調べてこのマーキングの配列に一致する“足跡”を残すものはないかと照会してみたが、最後まで見つけ出すことはできなかった。


 テイラー氏の破れたズボンは法医学検査のために分析に回されたが、時代はまだDNA分析が進展する前であったため、分析はもっぱら損傷がどのようにして生じたのかについて集中的に検証された。


 警察の法医学者は、テイラー氏の話に則して何かが脚をつかみ上に持ち上げられたことによってズボンが裂けたのだと説明している。


 テイラー氏がてんかん発作を起こしたのではないかと推測する人もいたのだが、妻によればテイラー氏は頭痛の症状を訴えることはあったもののこれまで発作を起こしたことはなかった。また仮にてんかん説が有力であったとしても、それと同時に地面のマークについて説明するのは難しくなるだろう。


 テイラー氏から事情聴取した刑事は、いつ話を聞いてもテイラー氏の話は一貫して変わっていなかったと話している。40年経った今でも、UFO事件史上最も見解が分かれるケースの1つであるのがこの「デッヒモントウッズUFO事件」だ。故テイラー氏は議論の紛糾をあの世からどのような気持ちで眺めているのだろうか。


参考:「Daily Star」、「BBC」ほか

tocana

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