夜の生活に不満なのは自分だけ?配偶者の本音を知りたい人がまず見るべきデータ<夫婦の性的満足度>

2021年8月16日(月)6時0分 マイナビ子育て

夫婦のセックスレスに注目が集まる昨今。男女間で認識に違いはあるのでしょうか? 簡単に一般化はできませんが、相手のことを考えるうえでの参考になるかもしれません。そこで今回は既婚者4,000人を対象とした大規模調査のデータを参考に、考えていきたいと思います。

「夫婦のセックスレスに関する実態調査」(レゾンデートル株式会社)では、全国の20〜50代の既婚者4,000人を対象にした大規模な調査結果を見ることができます。本記事ではその中からとくに、セックスレスの認識や性的な満足度は男女で異なるのか、という点に注目し、お伝えしていきます。

※日本性科学会の定義(1994年)では「性的接触が1か月以上ないカップル」をセックスレスとしていますが、仕事や育児などで疲れていたり、体調が思わしくなかったりすれば、1か月以上性的接触(挿入を伴わない性的コンタクトを含む)がないケースも珍しくないと考えられるため、本調査ではこの定義によらず、本人の認識を重視して実施されています。

セックスレスの認識|男性の方が多い傾向

自分たち夫婦がセックスレスかどうかについて、男女で認識の違いは見られるのでしょうか。

まず、男性のデータがこちらです。「配偶者とセックスレス状態にある」と回答した人は46.0%、「配偶者とセックスレス状態にややある」と回答した人は24.1%。これらを合わせると70.1%となります。

次に女性のデータですが、「配偶者とセックスレス状態にある」と回答した人は41.7%、「配偶者とセックスレス状態にややある」と回答した人は24.5%でした。合計値は66.2%となります。

したがって、大きな差ではありませんが、男性の方が女性と比べて「自分はセックスレス状態にある」と感じる人が多いようです。

性的満足度|女性の方が高い

男性の方が夫婦間のセックスレスを感じる人が多い傾向でしたが、そうすると、性的満足度には男女の違いは見られるのか、気になりますよね。

男性の場合、「満足」が14.4%、「やや満足」が23.3%で、合計すると37.7%でした。一方、不満な人の割合はどうかというと、「不満足」が16.6%、「やや不満足」が15.5%で、合わせて32.1%となります。したがって、満足している人の方がやや多いことがわかります。

女性の場合はどうでしょうか。

「満足」は24.0%、「やや満足」は26.2%となっており、これらを合わせると50.2%と半数を占める結果になりました。一方、「不満足」は9.2%、「やや不満足」は8.8%といずれも1割以下で、合わせても18.0%ととどまります。したがって、満足している女性の方がかなり多いと言えるでしょう。

男女とも「不満(やや不満)」より「満足(やや満足)」の割合が大きい点は共通していますが、その内訳を見ると明らかな違いが現れる結果となりました。男性とは異なり女性は、性的に満足している人が多数派になっているようです。

まとめ

セックスレスかどうかの認識に関して、男性の方が女性よりもセックスレスだと思う人がやや多い傾向が見られました。また、性的な満足度では、不満と答えた女性が2割以下にとどまる一方、男性は3割以上であり、両者に違いが現れました。男女ともセックスレス傾向にある人が多数であることを踏まえると、女性の方が性的な満足を求める度合いが低く、セックスレスでも不満を抱きにくいのかもしれませんね。

(マイナビ子育て編集部)

<調査概要>

■夫婦のセックスレスに関する実態調査(第1報) / レゾンデートル株式会社調査期間:2023年10月23日〜25日調査対象者:20〜59歳の既婚男女4,000人(男性2,000人、女性2,000人)調査方法:インターネットエリア:全国

マイナビ子育て

「夫婦」をもっと詳しく

「夫婦」のニュース

「夫婦」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ