「記憶がありません...」 ダイエットを志した漫画家が、限界まで糖質を制限してみた結果
2021年9月1日(水)11時0分 Jタウンネット
後悔先に立たず......、か。
ダイエットに取り組んでいたはずの男性のある日の食事風景が、ツイッターで注目を集めている。
まるで小さい頃お母さんが作ってくれた弁当くらい茶色いが、ホットプレートにどっさり乗っているのは、ハンバーグや唐揚げ、炒飯といった脂っこい食べ物ばかり。
これは、漫画家のバラシ屋トシヤ(@B_toshiya)さんが2021年8月30日に投稿した昼時の食事写真。
プチパーティでも開いたのだろうか。ところがどっこい、バラシ屋トシヤさんは、こう呟くのである。
「限界まで糖質制限すると人間はこうなってしまいます」
糖質とは三大栄養素の炭水化物・たんぱく質・脂質のうち、炭水化物に含まれる食物繊維を取り除いて残ったもの。それを制限するってことは、日々の食事で、米や麺類、小麦を、あまり食べないということだ。ダイエットや健康のために、これに取り組む人もいる。
限界まで糖質を我慢した、その反動は大きかったらしい。多少のタンパク質はあるにせよ、大量の炭水化物摂取とは......。食後に後悔しそうであるが、ツイッターには、
「ここ最近で一番の飯テロ」
「最高スペシャルセットじゃん」
「あがが...!お昼ご飯に糖質爆弾摂取しようときめた!!」
といった声があがっている。また「反動がえげつないですね!しかしわかりみが深い...」「辞め時難しいよね糖質制限。一気に痩せるんだけどリバウンドが怖すぎる」などと、制限の難しさに共感する人もいるようだ。
バラシ屋トシヤさんが挑戦した糖質制限の「限界」とはどれほどのものだったのだろう。Jタウンネット記者は31日、本人に詳しい話を聞いてみた。
糖質制限でマイナス8キロを達成したが...
漫画「こびりつく4コマ劇場」などの著書を持つバラシ屋トシヤさん(30代男性)。
話題の写真は、29日の昼食で、なんだかんだ夜まで食べ続けたという。
彼が糖質制限を始めたのは、21年7月初旬から。2か月ほど我慢したようだ。
「家で漫画を描いているだけの生活で、食事だけが楽しみで太りすぎたのでダイエットのつもりではじめました」(バラシ屋トシヤさん)
制限中はサラダやサバ缶、スープ、納豆、豆腐、ヨーグルトを食べることがほとんどだった。体重はみるみる減り、マイナス8キロほどの成果が出た。
ところが、「つい自分に甘くなりずっと食べたかったものを全部まとめて食べてしまいました」(バラシ屋トシヤさん)。
翌日、体重が○キロ増えていた
彼は自身のツイートで、「記憶がありません...」と呟きつつ、食後のデザートの写真もアップしている。
立て続けに、こうもツイート。
「今はもう...後悔しかありません...」
妻と一緒に食べたものの、そのほとんどは彼の胃の中に納まったという。取材に対して、
「コンビニスイーツも全て食べました。食べている時は幸せでした。もともと大食いなので胃もたれは特にないです」
と告白。翌日の体重を測ったところ、2キロ増えていたそう。
今後のダイエット方針については、次のように述べた。
「糖質制限は続けます。しかしまたこうして耐えられなくなる日が来ることでしょう」