時計から鳴いて出る鳥、実は鳩じゃなかった

2018年9月9日(日)7時4分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2018年8月27日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、鳩時計についての謎を調べていました。


正刻に小窓から顔を出して、時刻の数だけ鳴いて伝えてくれる鳩時計。しかし、なぜ鳩なのでしょうか?


平和の象徴として


金沢市にある「セッション」という鳩時計のお店では、たくさんの種類の鳩時計を扱っています。


最近では、夜には鳴くのをやめる機能なども備えているそうです。おもりが動力となる機械式鳩時計は、「ふいご」という仕組みで鳴いています。


「ふいご」というのは、空気を送り込んで音を鳴らす紙で作られたエアポンプのようなものです。


お店の方に「なぜ鳩なのか」ということを尋ねると「実は時計の鳩ではなく、カッコウなのです」と衝撃の事実が。


鳩時計と呼ぶのは日本だけで、外国では「カッコウ時計」、「クックークローク」と呼ばれています。


クオーツ式の鳩時計の鳥も鳩ではなく、カッコウの鳴き声をサンプリングしたもの。では、なぜ、日本だけ鳩時計と呼ばれるようになったのでしょうか?


これは、日本で初めて鳩時計をつくった「手塚時計」という会社が、軍事関係の機械をつくる会社だったためです。時計の部品を手に入れやすかったこともあり、時計を作ったのですが、これからは平和な世の中になるようにと「鳩時計」と命名したそうです。


鳩とカッコウ、確かに鳴き声が似ています。日本だけで鳩と呼ばれるようなったのは、平和の象徴である鳩にイメージを重ねたのですね。(ライター:りえ160)

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