紙に書いた方が良い目標と、書かなくても良い目標の違い、忘れた方が良い目標とは? ~感情コンサルが語るちょっとした感情コントロールのコツ③~

2022年9月16日(金)20時30分 ココカラネクスト

 経営者や会社員・主婦など多様な人の心を開く相談相手、感情コンサルメソッドの開発者である押野満里子氏は、セミナーや講演で「目標を紙に書いた方が良いか?」という内容の質問を受けることがあるそう。皆さんはどうしていますか?

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書く目標と書かない目標

Q:目標を紙に書くことは、達成への近道になりますか?

「私は、紙に書いた方が良い目標と、忘れた方が良い目標があると考えています。為せば成るという言葉もありますが、未来の自分はこうなりたい、成果を出したいなど、達成後の自分をイメージできていれば、紙に書かなくてもすぐに叶うと思っています。

一方、これは無理、難しいと思っている目標の場合は、その時点で夢までは遠い距離があるため、目標を紙に書くことはとても良いことだと考えています。この時に、嬉しさや喜びなどプラスの感情をのせると、高い目標でも楽しむことができるでしょう。紙に書いた目標や叶えたい未来が近づき、達成が見えてきたらその目標を忘れることも大切です。なぜなら、いつまでも思い続けると、それは『執着』というマイナス感情になってしまうからです。」

Q:目標達成のためのアクションプランやスケジュールを組む時、意識することはありますか?

「私は、経験をもとにプランを立てること、過去の実績から逆算してスケジュールを組むことは、してはいけないことだと思っています。決して、経験値ゼロが良いわけではありませんが、昔のやり方は今の時代には通用しません。働き方も仕事のやり方も、お客様の考え方も変化しています。新型コロナウイルス感染症もあって、その変化はさらに加速しているため、上司やリーダーは過去に捉われず、物事を柔軟に捉えていただきたいですね。」

 書く目標、書かない目標。そして、書いても忘れる目標。

 自身のモチベーションを維持するためにも、ハッピーな感情で仕事に取り組むためにも、上手に使い分けてみてください。次回は、「楽しく家庭と仕事を両立させる方法」をご紹介します。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

押野 満里子

「感情コンサル(R)メソッド」開発者
一般社団法人感情セラピー協会代表理事
二光光学株式会社取締役(サファイアガラス加工会社)

信州長野の中小企業の跡取りとして生まれ、後継者としての苦悩を数々経験。そんなある日、得意先から突然の契約打ち切りを宣告され経営が暗転。「解決策」を求め、さまざまなセミナーに参加し、悶々とした日々を過ごす。あるとき、「感情を無視して頑張っても、成果が出ない。結果的に幸せになれない」ことを痛感し、「頑張る」とは真逆の、「感情こそ結果を出す鍵である」ことに気づき、3000回以上にわたり感情との対話を続ける。
その結果、会社を創業50年以上続く優良企業に育て上げることに成功し、「経営上のほぼすべての問題は、経営者の感情のなかにある」ことを確信。
「感情を丁寧に扱うことで、楽に、早く結果が出て幸せになる」感情コンサル(R)メソッドが誕生。その後、500人以上の経営者・社長にのべ1000件以上の感情コンサルを行い、「経営者の感情」を変えただけで「本当に結果が出る」ことを実証。評判が口コミで広がる。現在は、頑張らずに成果を出し、使命を果たしていく「感情コンサル(R)メソッド」の普及に使命と情熱を感じている。

著書:
『未来の私は笑っていますか? 一瞬で心が軽くなる感情セラピー』(ヴォイス)
『社長はメンタルが9割』(かんき出版)

一般社団法人感情セラピー協会:https://ecm.ac/

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