還暦になると「赤いちゃんちゃんこ」を着るのはなぜ?

2019年9月21日(土)21時0分 Jタウンネット

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2019年9月11日の放送では、60歳の還暦に赤いちゃんちゃんこを着る理由について調べていました。


60歳で生まれたばかりの赤ん坊に戻る——。そうした信仰からちゃんちゃんこを着たり贈ったりするようになったそうですが、なぜ赤色でなくてはいけないのでしょうか。


そもそも、なぜ60歳で還暦?


そもそもなぜ還暦は60歳なのでしょうか。


還暦という文字の通り「暦が巡ってくる、自分が生まれた干支に戻る」だったら、12年じゃないかと思うかもしれません。


しかし、干支というのは十二支ではなく十干十二支(じっかんじゅうにし)の略なのです。


十二支とは、みんなが干支と思っている「ね、うし、とら...」の十二の動物。そして十干は、「きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと」です。


例えば甲子園球場が完成したのが「甲子(きのえ・ね)」の年で、甲子園の名前は、この十干十二支に由来します。


このように、干支とは、十干と十二支で構成されているもので、一巡するのに60年かかるのです。


ですので、60歳でちょうど生まれた暦に還ります。


さて、本題の赤いちゃんちゃんこですが、もともと赤い色は、太陽や血液などを想像させる生命力のあるエネルギッシュな色です。


昔は、生まれたばかりの赤ん坊には、赤い色を着せて魔除けをしていました。


そして、江戸後期、庶民に還暦祝いが浸透した時に、江戸では袖なし小袖が流行していました。


60歳で赤ちゃんに戻ると考えらていたので、赤い色、そしてその時期の流行した袖なし小袖が形を変えず受け継がれているのです。


(ライター:りえ160)

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