大分・中津市は、なぜ「ロケしたいまち」1位に選ばれたのか

2017年9月28日(木)6時0分 Jタウンネット


2017年8月末、東京・秋葉原で開催された「全国ふるさと甲子園」の「ロケしたいまちナンバー1」に、大分県中津市が選ばれた。映画やドラマの舞台になった全国の55地域が集い、ロケ地とご当地グルメの魅力を競うイベントで、映像業界関係者210人の投票で決まった。


「ロケしたいまちナンバー1」に選ばれた中津市に、Jタウンネット編集部は電話で話を聞いてみることにした。


景勝地・耶馬渓と歴史情緒豊かな城下町


電話で答えてくれたのは、「中津市ロケツーリズム推進協議会」の久保さんだった。


「多くの方々から高い評価をいただいたのは、良いロケ地があるということでした。その代表的な例は、今年4月に日本遺産に認定された耶馬溪(やばけい)だと思います」と久保さん。大分県の北西端に位置する中津市は、景勝地・耶馬渓で知られる観光地である。また中津城や羅漢寺などの文化財、歴史的建造物を残す城下町だ。


「会場に集まった映像業界関係者には、タブレットで映像を見てもらいましたが、中津市内の風景画像にずいぶん関心を持っていただけたようです」と久保さんは語る。「中津市には耶馬渓のような渓谷美もあれば、豊前海にそそぐ山国川沿いに、美しい山村や田園集落がある。また歴史情緒豊かな城下町もあり、いろいろなシーンのまとめ撮りができる点も好評だったようです」。


「映画のロケ地にとって、食べものは重要なポイントですよね。『中津からあげ』はとくにアピールしたと思います。市内にはからあげ専門店が多く、『からあげの聖地』と呼ばれているほどです」。


他にも、ハモ、そば、ジビエなど、中津市の食のバラエティは豊富だ。ロケのスタッフやキャストをあきさせない食の魅力を備えていることも、映像業界関係者の興味を引いたようだ。


中津市では、2016年公開の映画『サブイボマスク』(ファンキー加藤さんの初主演作)のロケを受け入れた実績がある。またNTT西日本のCMやNHK「鶴瓶の家族に乾杯」など、テレビやCMのロケでも取り上げられた。

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