冷蔵庫に残りがちな夏の遺物「かき氷シロップ」を消費する簡単アレンジレシピ4選

2023年10月7日(土)10時48分 食楽web


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●夏に買って使いきれなかった「かき氷シロップ」のアレンジレシピを調査

 今年の長い酷暑が終わりましたね。朝から汗ダラダラなのも、グレーのTシャツが変色するのも、コンビニで冷たいものを買って飲まないともう一歩も歩けない……。なんていうのも今年は終了。ありがとう秋雨前線!

 なんですが、冷蔵庫を開けてふと気づいたのが、冷蔵庫の守護神のように目立つところに置いてあった「かき氷シロップ」。残ったものってどうしていますか? 賞味期限を見ると来年の夏までは持たないし、秋以降、これって何かにつかえるんだっけ? しかも、ほんのちょっとずつ残っているのもなんだか微妙。とりあえず秋までは冷蔵庫の片隅にあるけれど、年末の大掃除とかの際に、あ〜これ夏まで持たないんだ〜、って捨てているのではないでしょうか?

 この夏大活躍してくれたかき氷シロップ、せっかくだから今のうちに使い切ってみませんか? ということで、簡単アレンジレシピの紹介です!

簡単すぎて即再現可能! 昭和レトロ喫茶の「クリームソーダ」


柔らかい系バニラアイスを入れると即グラデーション系に。硬めのバニラアイスを購入すれば丸いのをキープできます

 まずは炭酸水で割るだけ! の簡単すぎるレシピ。昭和の喫茶店でお馴染みの「クリームソーダ」です。作り方はシンプルで、かき氷シロップを炭酸水で割り、上にバニラアイスと缶詰チェリーを乗せたら完成!

材料(1杯分)

かき氷シロップ………グラスの1/5〜1/6程度
氷………適量
炭酸水………グラスの3/5〜1/2程度
バニラアイス………適量
缶詰のさくらんぼ………1〜1/2個

作り方

1.かき氷シロップと氷、炭酸水をグラスに入れる

2.丸めたバニラアイス、さくらんぼを飾って完成

 シロップの色ごとにカラーバリエーションができて可愛い! コースターやグラス、ストローなども、昭和レトロに寄せてコーディネートすれば、SNS映えも期待できます。

 今回、柔らかい系のバニラアイスを購入したので、せっかく丸く固めたバニラアイスが入れてすぐに溶け出したのは想定外でしたが、これはこれでグラデーションになって綺麗でした。アイススクープがない場合は、ラップにバニラアイスを取り出して、丸くして冷凍庫に一定時間入れておけば球体のバニラアイスが作れます。

 もちろんバニラアイスやさくらんぼがなくてもメロンソーダ(緑ならね)としてオッケー。簡単すぎる使い切りレシピです。

練るのを頑張った分美味しさもひとしお!「水まんじゅう」


イチゴのシロップとメロンのシロップ。さらに白玉を乗っけて和菓子テイストアップ!

 続いて紹介するのは、あんこと片栗粉で作る和菓子、「水まんじゅう」です。作り方のポイントとしては、片栗粉と水とシロップを鍋に入れてひたすら練る! 練るのさえ頑張れば、フルフルのプルプルの水まんじゅうになりますよ。

材料(2〜3人分)

かき氷シロップ………大さじ3
片栗粉………大さじ3
水………300cc程度
あんこ………小さじ3
(飾り用にあれば)………白玉、またはミニまんじゅう3個

作り方

1.鍋に片栗粉と水、シロップを入れて火にかける
2.だまにならないように粘りが強くなるまでしっかり混ぜる
3.粗熱をとり、手に取れる熱さになったら、ラップの上におたま一杯分を乗せる
4.中央にあんこ小さじ1杯分をのせ、球体に包んで輪ゴムなどで口を縛る
5.ボウルなどに入れた水に浮かべ、冷蔵庫で冷やして完成

 一般的な「水まんじゅう」はあんこを包む部分が透明ですが、かき氷シロップで作れば、シロップの鮮やかな色に染まり可愛らしい見た目に。あんこ好きならもっと入れたくなるかも、ですが、シロップとあんこのダブルの甘さになるので、あんこは上品な量にしておくほうが、バランスがとれておすすめです。

ゼラチンで固めるだけ! キラキラして綺麗な「フルーツゼリー」


シロップだけでもいいけれど、フルーツ缶詰を入れる方が底に進む楽しみがあります

 3つ目は、ゼラチンとお湯で割って固めるだけ! それこそ小学校低学年でも作れちゃうゼリーです。

材料(1人分)

かき氷シロップ………大さじ1〜2杯
粉ゼラチン………1〜2g
お湯………大さじ3杯
水………1カップの3/4〜1/2
フルーツ缶詰………適量

作り方

1.カップの中に粉ゼラチンを入れ、お湯を注いで溶かす
2.かき氷シロップを入れて混ぜる
3.フルーツ缶詰を入れる
4.カップの8〜9割になるよう水を入れ冷蔵庫で冷やして完成

 本当は数時間かけてゆっくり冷やすほうが、フルフルとした食感を楽しめるのですが、急いで作りたい場合は、ゼラチンの量を多めにして、冷凍庫で最初の1〜2時間冷やしてから冷蔵庫移すと早く固まります。

 柑橘類やトロピカルフルーツなど、一部生のフルーツを入れると酵素により固まらない場合があるので、缶詰など加熱したフルーツを使うのがおすすめです。さらに映えを目指すなら、生クリームやミントの葉、使わなかった分の缶詰フルーを飾るのもいいですよ!

これなら冷凍庫で長期保存できちゃう!「アイスバー」


分量はゼリーと一緒。なのでゼリーと同時に作るのもあり

 最後は、冷凍庫で冷やし固めるだけの「アイスバー」。これまでの3つとは違って、冷凍庫で長期保存もできるので、とりあえず作っておいて思い出した時に食べよう、みたいな感じでもOK。アイスバーの器は100円ショップなどで購入できます。

材料(1本分)

かき氷シロップ………大さじ1〜2杯
粉ゼラチン………1〜2g
お湯………大さじ3杯
水………1カップの3/4〜1/8

作り方

1.ボウルなどに粉ゼラチンを入れ、お湯を注いで溶かす
2.かき氷シロップを入れる
3.アイスバーの容器に注ぎ入れる
4.容器スレスレになるよう水を入れる
5.バー部分を刺して、冷蔵庫で冷やして完成

 色を綺麗に出したい場合はシロップを多めに。そしてアイスバーにも、刻んだフルーツ缶詰を入れたりするのもありです。もし時間があるなら、1つのシロップを1/4程度入れて冷やし固めて、その上に他のシロップを同じく1/4程度入れて冷やし固めて、を繰り返して、カラフルなアイスバーにするのも楽しそうです。

まとめ:かわいいスイーツを作るのに、かき氷シロップってかなり使える!


今回使用したのは、昭和の時代からお馴染みの、明治屋のマイシロップ、そして果汁入りのシロップ3種。今ならスーパーなどで激安価格で売っているかも!?

 クリームソーダ、水まんじゅう、ゼリー、アイスと作った結論。発色がいいのは、“フルーツ何パーセント入っています”というシロップより、“昔ながらの王道シロップ”。そして、透明感のあるデザートの材料にかき氷シロップは相性抜群でした!

 ゼラチンがあれば、炭酸水があれば、テンションの上がるスイーツになることは間違いなし! このまま冷蔵庫の片隅で放置するより、昭和レトロ喫茶店ごっこなどで楽しんでみてはいかがでしょうか? かき氷シロップ、映え向けのいい仕事しますよ!

(文◎いしざわりかこ)

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