「同級生が教えてくれた小1息子の緊急事態。急いで家を飛び出すと、知らない人に背負われて...」 (広島県・30代女性)

2023年10月13日(金)11時0分 Jタウンネット

シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Mさん(広島県・30代女性)

Mさんの家は、小学校から2キロほど離れている。彼女の息子は小学校1年生のころから、その距離を歩いて登下校していた。

その日は、いつもの時間になっても息子が帰って来なかった。心配しているMさんのもとに、息子の同級生がやってきて......。

<Mさんの体験談>

息子が小学1年生の時のことです。

重たいランドセルを背負い、自宅から小学校まで片道約2キロの道のりを毎日歩いて登校していました。道中で転んで帰ってくることも、よくありました。

いつもより帰りが遅く...

その日はいつもより帰りが遅く、心配していたところに玄関のチャイムが鳴りました。出ると息子の同級生が2人いて、途中で息子が転んで泣いている、と知らせに来たというのです。

寒い時期だったため慌てて上着を着て、急いで外へ。遠くの方で誰か大人の方が息子を背負ってこちらへ歩いて来るのが見えました。

私は妊娠中で走ることができなかったので、急ぎたい気持ちを抑えて息子のところに向かいました。

近付くと、息子は両膝を擦りむいていることが判明。息子を背負っていたのは市役所の方で、勤務中にたまたま車で通りかかったそうです。

お腹が大きい私は、息子を背負うこともできず、結局その方に自宅まで連れてきていただくことになりました。だいぶ距離があったと思います。

勤務中にもかかわらず助けて下さったこと、いまでも親子で感謝しています。

お礼のお手紙を書きたいと思いつつ、お名前をお伺いするのを忘れ書けずじまいで4年が経ってしまいました。

息子は小学5年生になり、足腰も鍛えられたのか最近ではめったに転ぶことはなくなりました。

助けてもらったことを忘れず、「今度は自分が困っている人を助ける番だよ」と息子には日頃から伝えています。

あの時は本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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