アジフライの概念が変わる! 小田原漁港前の超行列店『お食事処 大原』の「絶品アジフライ定食」が旨いワケ

2022年10月15日(土)10時49分 食楽web


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 小田原駅の隣、早川駅から歩いて5分。車でのアクセスにも恵まれた「小田原漁港」(別名・早川漁港)は、目の前の魚市場から仕入れた漁港グルメが味わえる人気のスポットです。

 なかでも有名なのは「アジフライ」。相模湾を流れる海流が運ぶ海の養分と、箱根・丹沢から注がれる山の養分を吸収して丸々太ったアジは、小田原の地魚の代表格。アジを使った料理を出す店が多く集まる漁港界隈は、アジフライ激戦区でもあるのです。

 そんなエリアで選んだのは、多くのファンが支持する超有名店『お食事処 大原』。どんなアジフライが味わえるのか、早速出かけてきました。

「絶品アジフライ」にありつくまでのシステムとはいかに!?


小田原漁港と魚市場。小田原ブルーウェイブリッジも見える

 目指す『お食事処 大原』は、JR早川駅から漁港を右手に見ながら「小田原おさかな通り」を歩いて7分ほど。車なら魚市場前の無料駐車場に止めることもできますが、昼時や週末は混雑必至。市場手前の坂を上った第二駐車場は穴場ですが、開放されていない日もあるのでご注意を。


『お食事処 大原』をはじめ複数の飲食店が出店する「小田原水産会館」

「おさかな通り」突き当たりのT字路右側は魚市場。左側に進むと、規模は小さいながら、漁港グルメのお店が集結する飲食店街となっています。

 2階建ての白い建物「小田原水産会館」の1階西側にあるのが、お目当ての『お食事処 大原』。店の前に人だかりができているのですぐわかりましたが、人気店という割には意外と人が少ないような?


通路奥から見る入口方向。建物内なので雨天時でも助かる

 店の前に着いてみてびっくり。表通りから見えない通路に椅子に座って待つ人、立って待つ人、とにかく大勢の人が待っていました。この盛況ぶり、週末ともなればもっとすごいことが予想されます。他店でも「アジフライ」は食べられますが、どれだけ並んでも一番人気の店で味わってみたい、皆そう思うのでしょう。

 店に着いたら、通路側にある出入り口の横に設置された用紙に名前と人数を記入し、メニューを決めて順番を待ちます。開店時間とほぼ同時に到着した筆者でしたが、それでもなんと22番目。

 注文は店内に案内される前に聞かれ、その注文を入れた順番で入店するシステムになっています。注文確認時に店から離れていると後回しになってしまうので、まだまだ時間があると思っても油断しないほうがベターです。

 ちなみに朝9時に店に電話をすると名前と人数を店の人が書いてくれるので、待ち時間を減らしたい人はこの方法で、11時には到着しているのがよさそうです。


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 お品書きは「アジフライ」を筆頭にエビ、生ほたてなどフライものの定食がメインで、シラス丼や一品料理もあります。一番人気はアジフライ3枚にご飯、味噌汁、小付け、お新香が付く「アジフライ定食(3)」1300円。筆者もコレに決めていましたが、待っている間になんとこのメニューは提供終了とのこと。アジフライ3枚にエビフライ1本が付いたちょっと豪華な定食に変更しました。

厚みもあってふっくらジューシー、サクふわ感がたまらない!


店内から見た出入り口。お茶とお水、おしぼりはセルフサービス

 近所をぶらつきながら、待つこと約1時間30分。ようやく順番が回り店内へ。4人席が2つ、2人席が1つ、カウンター2席、計12人のキャパシティ、思ったよりずっとこぢんまりした店内でしたが、昭和な感じが落ち着きます。


「海老フライ(1)・アジフライ(3)定食」1900円

 目の前に定食が運ばれてきました。小付けはシラスおろし、エノキと三つ葉のお味噌汁も出汁が効いていい味出してます。揚げたてアツアツの「アジフライ」はこんがりしたきつね色で美しく、上品すぎない、ちょっと粗目のパン粉のザクザク感が食欲をそそります。


やや小ぶりながら厚みもあり見るからに美味しそう

 卓上ソースをかけて口に運ぶと、衣がサクッ、アジの身はふわっ。ちゃんとパン粉がついて揚がっているのに軽やかで、こんなに柔らかく食べやすいアジフライは初めて。アジ特有のにおいや苦みもなく、アジフライが苦手な人も、こちらのフライなら食べられるのではないでしょうか。


肉厚の身は柔らかくてジューシー、甘みもある

 美味しい理由を考えてみると、漁港が目の前でアジの鮮度が良いことに加え、丁寧に下処理をされているのが伺えます。まずは何もつけずにアジそのものの味を堪能し、続いてレモンを絞り、塩、醤油、ソースと順々に濃い味でいただくのがおすすめです。

 ちなみにタルタルソースでいただいた海老フライも太くてプリップリ、フライ全般間違いのない美味しさです。定食の場合、ご飯一膳無料でお代わりできるのもうれしいですね。

 つけ合わせのキャベツは食べやすい大きさに刻まれていて、店の心遣いを感じつつ、あっという間に完食。リピ確定、大満足の「アジフライ」でした。

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『お食事処 大原』の「アジフライ」、いかがでしたでしょうか? 何度か通って近隣店舗の「アジフライ」を食べ比べてみるのも楽しそう。ぜひアクセス便利な人気グルメスポット、小田原漁港へ出かけてみてください。

(撮影・文◎池田実香)

●SHOP INFO

店名:お食事処 大原

住:神奈川県小田原市早川1-6-10
TEL:0465-24-0665
営:11:15〜14:30(L.O.)
休:日曜、第2・第4月曜

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