脱・不快感、雨の日も洒落た足元を叶える「防水」シューズ&スニーカー5選

2023年10月17日(火)12時0分 JBpress

今や運動靴という枠組みを飛び越え、1つのカルチャーとしても世界中で愛されているスニーカー。その魅力である軽快な履き心地と個性豊かなデザインは、一流の革靴を日々の相棒とする読者諸氏をも魅了してやまない。ここでは“本物”を知る大人の男が選ぶべきスニーカーを提案する。

写真=青木和也 スタイリング=泉敦夫 文=TOMMY 編集=名知正登

 日常生活でスニーカーを着用する上で重要な要素となるのが快適性であることは言うまでもない。ではそのファクターを創出するために、最も有意に働く機能とは何か? 履き心地に直結するソールのクッショニングは当然の一番手。次に選ぶのであれば、その上に載るアッパーの“防水性”ではなかろうか。

 雨で濡れることを見越して長靴を履いて出かければ話は済むが、それでは多様なシーンに対応するのは難しい。特にこの十数年で徐々に気候が変化し、時間降水量50mm以上の滝のようなゲリラ豪雨がいきなり降ってくることも珍しくなくなった我が国ならばなおのこと。求められるのは、普段のライフスタイルに違和感なく溶け込みつつも、水濡れの不快感を防いでくれるかどうか。要は“都会顔の防水性”である。

 今回はその一点に注視し、洒脱な見た目からは想像のつかない優れた防水性を誇るモデルを厳選した。秋雨前線に引っ張られ、まだまだ続く見込みの台風シーズンさえも、この5足さえあれば恐るるに足らずだ。

1. CAMPER「Brutus Trek」


最高の快適性に、あざやかなアクセントカラーをプラス

 一番手はスペイン発のカンペールだ。’90年代に一世風靡したデッキシューズやチャッカブーツが記憶にある人も多いだろう。ここではアウトドアやトレッキングの世界からインスピレーションを得た新定番「ブルートゥス」のサイドゴアブーツに注目したい。

 光沢感のあるLWG認定レザーを用いたアッパーに分厚いラバーソールを合体。鮮やかなイエローが秋冬の着こなしに彩りを添えるだけでなく、リサイクル防水メンブレンによる”ハイドロシールド”テクノロジーで悪天候下でも内部をドライに保ち、快適な履き心地を約束する。さらにグリップ力と耐久性に優れたラバー製スタッズを装着したミシュラン・ラバーアウトソールで、文字通り秋冬の足元を支える一足となり得る。

2. DESCENTE「Wayser」


ミニマルな佇まいと“着ているかのような履き心地”

 スキーを基幹とするデサントは、優れた防水性に定評のあるスポーツウェアブランドとして知られる。同社が“テクニカルユーティリティ”をコンセプトに開発した、シーズンやシーン、スタイルを問わず着用可能な防水設計スニーカーシリーズが「ウェイサー」である。

 アパレルの製法からヒントを得て、アッパー材、防水布、ライニングにボンティング加工を施したアッパーは、シューズ内部の縫製や段差を極力排するルースレイヤーフィット構造により、足当たりを軽減し、まるで“着ているかのような履き心地”を実現。さらに、ヒール部分に厚めのパッドを挿入し、さらに外装にストラップを配することで着用時のフィット感を向上。ミニマルな佇まいは着こなしの幅も広げる。

3.ASICS RUNWALK「メンズ GORE-TEX 防水 2E」


雨を恐れず走れる、洒脱で快適な高機能BIZシューズ

 序文で述べた多様なシーンには、ビジネスも当然含まれる。そこで推したい一足が、機能性と美しさにこだわるビジネスパーソンのためにアシックスが展開する高機能BIZシューズラインからエントリー。

 質感の違いが楽しめる表革×スウェードのコンビアッパーは、ライニングに防水透湿素材の雄・ゴアテックスファブリクスを使用。かかと部に衝撃緩衝機能ゲルテクノロジーを搭載。ミッドソールは、クッション性と反発性を併せ持つスピーバを採用し、フィット感とクッション性に優れたハーフカップ中敷で体重を支える。さらにアウトソールには耐摩耗性に優れたAHARラバーと屈曲性に優れたパターンを両獲り。スムーズな体重移動により、雨天でも足どりは軽やか。

4. Columbia「EASTSIDE TRAINER」


独自撥水機能“オムニシールド”をシューズに落とし込む

 アウトドアブランドの多くが、防水機能を前面に押し出したハイテクモデルを中心に展開するなか、コロンビアは“そうは見えない”レトロランニングスタイルで勝負する。

 アッパーにはポリエステル×スウェードのコンビネーション素材を取り入れ、カジュアルさと上品さをバランス良く両立させることに成功。これに加え、撥水機能“オムニシールド”が小雨や汚れから守るので、たとえ荒天時であってもストレスフリー。柔らかく通気性に秀でたオーソライトを採用したインソールとクッション性に優れたEVA素材を使ったミッドソールが抜群の相性を見せ、長時間着用でも疲れ知らず。

 軽量性、グリップ性、耐久性の三方よしで、これ以上ないほどの快適な歩行体験が味わえる。

5. CONVERSE「ALL STARGORE-TEX OX」


ゴアテックスが搭載された次世代型「オールスター

 本稿の締めは、王道ローテクモデル「オールスター」の新たな可能性を追求し続けるコンバースから。本作も見た目こそ通常通りだが、実は“リアクト”“リサイクル”“リファイン”という3つの要素を備えた次世代モデル「オールスター」がベースに。

 リサイクル素材で構成されたアッパーのライニングにゴアテックスファブリクスを採用することで、防水耐久性と最適化された透湿性を兼ね備え、足をドライで快適な状態に保つハイテクモデルへと仕上げられている。しかもストレッチ性を有するガセットタンにより、足へのフィット感と雨への適応性をさらに高めることにも成功。消臭・抗菌加工や履き心地抜群のインソールなど、外からは見えない部分にまでも機能性が光る。

筆者:TOMMY

JBpress

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