スマホ、タブレット、ノートPC…古代人も現代のテクノロジーを使っていた? 疑惑の作品8選

2022年10月25日(火)17時0分 tocana

 現代人と同じく昔の人もスマホやノートパソコンを使いこなしていたのか? 大昔に制作された絵画や彫像をよく見ると当時あるはずのない現代のテクノロジーを駆使しているものがあるのだ。これをいったいどう理解すればよいのだろうか。


■スマホ覗いているネイティブアメリカン

 昔の人が現代の技術を駆使していたことを示す絵画が1973年にウンベルト・ロマーノ(1906-1982)によって描かれた『Mr. Pynchon and the Settling of Springfield(ウィリアム・ピンチョンのスプリングフィールド植民)』である。


 以前にトカナで紹介したが、1636年に現在の米マサチューセッツ州スプリングフィールドにイギリス人入植者が到着した時のことを描いたこの絵画には、スマホを眺めているネイティブアメリカンが登場しているのだ。


 ある専門家はこの人物はイギリス人が持ってきた手鏡を初めて見て驚いているのだと説明している。


■腕時計をしている人物

 このアッシリアの彫刻パネルは紀元前883年〜859年のもので、ニムルドの北西宮殿に展示されていた。


 描かれている鳥類の頭部を持つ翼の生えた人物の手首には腕時計が描かれている。


 一部の専門家は時計の文字盤のように見える輪は神性、特に女神イシュタルに関連する円型紋様のシンボルを持つブレスレットであると説明している。


■“スマホ歩き”する女性

 フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラー(1793-1865)が1860年に描いた「The Expected One」と呼ばれるこの絵は、スマートフォンの画面をスクロールしながら小道を散歩している“スマホ歩き”の女性であるといわれている。


 一部の専門家はこの女性は歩きながら経本を見て祈っているだと説明している。


■宇宙船を操縦する王

 現在のメキシコにあるマヤ文明の古代都市遺跡「パレンケ」にあるマヤの支配者、パカル大王の壮大な石棺の蓋を横から見ると、パカルが宇宙船の複雑なコクピットで操縦しているように見える。


 歴史家はパカル王が冥界に降りて、彼の再生、惑星、星座などのシンボルを含む、一連のマヤのシンボルを示していると説明している。


■ノートPCをタッチペンで操作する女性

 古代ギリシアの画家、ドゥリス (紀元前500年頃) による花瓶に描かれたイラストのクローズアップは、ノートパソコン(ラップトップPC)をタッチペンで操作している人物を描いているように見える。


 しかしある歴史家はこれ単なる蝋板(木製の書字板)だと説明している。



■宇宙服に身を包んだ人物

 西暦500〜850年のグアテマラ出身のこの人物は、宇宙服に身を包み酸素ボンベを装備した古代の宇宙飛行士として描かれている。


 ある歴史家によると、彼はグアテマラのペテン地方出身の球技選手であるという。


■外部接続端子を備えたノートPC

 この古代ギリシアの女性は、外部接続端子を備えたノートパソコンを見せて何らかの“プレゼン”をしているのだろうか。


 この彫刻は紀元前100年ごろの古代ギリシアの遺跡で発見された墓に施されていた装飾で、「Grave Naiskos of an Enthroned Woman with an Attendant(侍者を従えた高貴な女性:荘厳な小神殿にて)」というタイトルがつけられていて、これについても以前のトカナで紹介した。


 はたして古代ギリシアで現代のノートパソコンが使われていたのだろうか。前出のドゥリスのイラストと相まって、古代ギリシアにおけるコンピューティング技術の実態に注目が集まっているようだ。


■スマホを見る男性

 17世紀のオランダの画家、ピーテル・デ・ホーホによって1650年に描かれたこの絵は、男性がスマートフォンを見ているように見える。


 しかし絵のタイトルである「家の玄関ホールで女性に手紙を渡す男」からすると、手紙の封書であるのかもしれない。


参考:「Ancient Origins」、ほか

tocana

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