「同じ空」には、2度と出会えない 九州で撮影された4枚の写真に反響「地球って本当に美しい」
2021年11月4日(木)20時0分 Jタウンネット
2021年11月3日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。
携帯電話を横にして、
— ざきphoto (@zaki_3_0257) November 3, 2021
「地球」という星の景色を覗いてみてください。 pic.twitter.com/1Sm3QnU44h
そこには驚くほどの大きな美しい空が広がっている。
横に長い写真が4枚。「地球」という同じ星の景色なのに、それぞれ全く違う色の空は、ツイートの指示どおり「携帯電話を横にして」画面いっぱいに表示し、じっくり眺めたくなる。
投稿者「ざきphoto」(@zaki_3_0257)さんが投稿したツイートには、1万3000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(11月4日現在)。
ツイッターにはこんな声が寄せられている。
「同じ夕焼けでも毎回色が違う。『地球』って本当に美しいですよ」
「様々な奇跡が見れる惑星ですから、宇宙人が存在したら、降り立ってみたい奇跡の惑星でしょうね」
「涙が出るくらい美しい! 地球にもたされたこの多彩な色合いはまさに奇跡!」
「癒しをありがとうございます。素敵過ぎます」
「地球の美しさを改めて感じる、迫力ある美しいお写真です」
「段違いの美しさに言葉を失いました」
この素晴らしい風景はいったいどこだろう? Jタウンネット記者は、投稿者「ざきphoto」さんに話を聞いた。
「同じ空は二度とありません」
長崎県在住の「ざきphoto」さんによると、撮影場所はすべて九州だという。
「僕の写真の中心は『空』であり、同じ場所へ行っても同じ景色は見れないことはご了承ください。少なくとも全く同じ空は二度とありません」(「ざきphoto」さん)
長崎県、佐賀県、熊本県を移動しながら、撮影したという。いかにも九州らしいスケールの大きな風景だが、ポイントは空だった。日の出前、夕方、日没後......刻々と変化する空の表情がダイナミックに捉えられている。
シャッターチャンスをつかむコツは何かと聞いてみた。
「その日の天気予報を複数のサイトで見ること、雨雲レーダーを見ること、雲の流れを観察することは大前提として、多くの回数撮影に行くことがシャッターチャンスを得るために重要です。また、夕陽でも日の出でも一番空が綺麗なタイミングは日によって異なります」
「長崎県平戸市の海岸の写真は、日没後の30分後がシャッターチャンスでした。綺麗な空が撮影できるまで諦めずに回数や時間を増やすことが重要です」(「ざきphoto」さん)
地球って、こんなに美しい星だったのか
それにしても、九州の空は大きいように感じるのは気のせいだろうか。コロナ禍の引きこもり生活に慣れてしまったせいか、なぜか新鮮な光景に思えてくる。......日本って、いや地球って、こんなに美しい星だったのか。
ツイッターに寄せられている反応の中には、「全部綺麗だなって感動したんですけど、特に4枚目が凄く凄く綺麗で惹き込まれました」というつぶやきもあった。
阿蘇外輪山の上、ミルクロードにある絶景駐車場「阿蘇スカイライン展望所」からの朝焼けの空と、阿蘇・内牧町の街明かりだ。
ツイッターでの反響に対して、「ざきphoto」さんは、
「多くの人に写真を見ていただけてとても嬉しいです。自分だけがあの日見た空を、その日感じた感動を『綺麗だ』『癒された』というコメントと共に、皆さんと共有できて嬉しいです」
とコメントした。