【食楽検証】王子駅が「玉子(たまご)駅」になってる! 卵かけごはんを食べてブランド卵の旨さを比較してみた

2022年11月12日(土)10時49分 食楽web


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 ほかほかのごはんの上に新鮮な卵を割り入れ、お醤油をほんの少し垂らしたらできあがり。手軽で美味しい「卵かけごはん」は、日本人のソウルフードともいえるでしょう。

「いい卵の日」でもある11月5日、JR「王子」駅に『幻の卵屋さん』が登場しました。全国の高級卵がバイキング形式で購入できるこのお店が、王子駅に出店されたのは今回で2度目。王子が「玉子」という字に似ているということから、卵の聖地として注目を集めているんです。

 今回、会場で購入したブランド卵で実際に卵かけごはんをつくり、それぞれの卵を食べ比べてみました。この記事では会場の様子とともに、ブランド卵の味をレビューしていきます!

4種類のブランド卵を食べ比べ。見た目も味も全然違って面白い!

『幻の卵屋さん』が出店するのは、11月5日〜20日までの期間限定。出店初日に早速、王子駅へ足を運んでみると、駅名標の「王」の文字に卵型の点が加えられており、ひっそりと「玉子駅」になっていました。

 ユニークな模様のタイルにも、目玉焼きのようなステッカーが。遊び心ある演出に、思わず笑顔になってしまいます。


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 出店場所は、JR王子駅北口の「みどりの窓口」跡地。オープンすぐの時間帯だったこともありスムーズに入店できましたが、混雑時の入店は6名までと制限されています。

 店内には、数十種類のブランド卵がズラリ。順路手前に置かれた紙パックを手に取ったら、購入したい卵をカゴから取って詰めていくシステム。1パック6個まで卵を詰めることができ、どの卵を選んでも、価格は1パック800円となります。

 パックにはブランド卵の番号と賞味期限を書き込む表が付属しているので、1つのパックに異なる卵を詰めていっても「どれがどの卵かわからない!」「賞味期限っていつまでだっけ?」となる心配がありません。会計時には卵の番号と名前が記載されたリストももらえるので、食べる前にそれぞれの卵の説明を読むこともできますよ。

 今回筆者が購入したのは、「日本一こだわり卵」「能勢おうはんの玉子」「ゆずたま」「田中農場 アローカナ」「宝王卵」「名古屋コーチン」の6種類。次のページからは、この中の4種を卵かけご飯にして実際に食べ比べたレビューをお届けします。

【実食】コンビーフとの相性も抜群! 白身までプリプリの「日本一こだわり卵」

 帰宅後、土鍋でご飯を炊き、卵かけご飯を食べる準備は万端。お恥ずかしながら、普段はプラスチックパックに詰められた1パック198円の激安卵をドラッグストアで購入している筆者は、ついかわいい紙パックに詰められた卵に興奮してしまいます。

 まずは、「日本一こだわり卵」からいただきましょう。兵庫県産のこちらの卵は、『幻の卵屋さん』を主催する『日本たまごかけごはん研究所』による第1回「たまごかけごはん祭り」イベントで、堂々の一位に輝いた卵だそう。鮮やかなオレンジ色の黄身が特徴です。

 醤油を少し落としてかき混ぜてみると……明らかに普段食べている卵とは抵抗力が違う! 黄身だけでなく、白身までプリプリなんです。

 さっぱりとしていて、コクのある旨味が後から抜けていくような印象。今回、『幻の卵屋さん』のレジで販売されていた「たまごかけごはん専用コンビーフ」も購入し、それぞれの卵かけごはんにちょい足ししてみましたが、もっとも相性がいいのはこちらの卵でした。


410円(税抜)

 牛肉100%のジューシーなコンビーフを、かつおと昆布だしで柔らかく仕上げたこちらは、マイルドな塩味と旨味のある脂が特徴的。卵かけごはんがメイン料理になりそうなほど贅沢な味わいに変身します。

黄身が箸で持ち上がる!濃厚なコッテリ系卵「名古屋コーチン」

 続いては、言わずと知れたブランド鶏「名古屋コーチン」の卵をいただいてみましょう。地鶏専門店などで鶏肉は味わったことがありますが、筆者が生卵の「名古屋コーチン」をいただくのは今回が初めて。さっそく割ってみると、濃いオレンジ色の大きな黄身に驚きました。

 そう、「名古屋コーチン」といえば、なんと言っても弾力のある黄身が特徴。その弾力の強さは、黄身を潰してかき混ぜようとしても、なかなか潰れないほど! 箸で持ち上げることもできそうです。

 濃厚でコクのある味わいで、白身が少ないせいか、ねっとりとした食感なことも印象的。コッテリ系の卵が好きな人には、断然おすすめの卵です!

白身からゆずの香り!? 不思議な風味の「ゆずたま」

 続いていただくのは、高知県産の「ゆずたま」。高知県馬路村産といえばゆずの産地として有名ですが、こちらの卵は、ほのかにゆずの香りがすることが特徴なんだとか。

 一見普通の卵なのですが、割ってご飯の上でかき混ぜてみると、ほんのりとゆずの香りが立ち昇ってきます。なんとも不思議な卵ですが、飼料としてゆずの皮を与えていることから、白身にゆずの香りがついているのだとか。卵独特の生臭さがゆずの香りによってカバーされているので、生卵が苦手な人でも美味しく食べられそうです。

 推奨されている食べ方は、ゆずの香りをより楽しめる塩。さっぱりとした味わいで、なんとも爽やかな卵かけご飯がいただけます。肉料理との相性もいいので「たまごかけごはん専用コンビーフ」にもよく合います。そのほか、ローストビーフ丼などにもおすすめだそうですよ。

塩味と旨味のバランスが絶妙!大きな黄身の「能勢おうはんの玉子」

 最後にいただくのは、「能勢おうはんの玉子」。卵の大きさはやや小さめなものの、黄身はビッグサイズ! 「名古屋コーチン」と同じく、黄身の割合が多いことが特徴の卵です。

 割り入れた卵をかき混ぜると、ご飯が鮮やかな黄色に染まっていきます。なんとも食欲を掻き立てる色合い……! 鰹節のダシガラと、地域のお米や木酢液をブレンドした飼料によって生まれた卵は、ほのかな塩味とほどよい旨味のバランスが絶妙。上品な味わいで、最後まで飽きることなく楽しめました。

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 今回ご紹介した卵のほかにも、期間中だけでは味わい尽くせないほどの数のブランド卵が『幻の卵屋さん』で販売中。もちろん、卵かけご飯だけでなく、ゆで卵やオムレツなど、ほかの卵料理でも美味しく食べられるものばかりなので、ぜひ期間中にお気に入りを見つけてみてくださいね。

●DATA

日本たまごかけごはん研究所

https://www.japan-tkg.jp/

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