優香さんが子どもに言われてハッとした「ママ、ニコニコして」。母親だって仕事もあるし体調がよくないときもある、でも…/インタビュー

2021年11月21日(日)20時15分 マイナビ子育て

2020年に第一子を出産した優香さん。お子さんを育てる中で、今いちばん大切にしていることについて聞きました。

子どもが3歳になったタイミングで、ドラマ主演に挑戦

ーー2023年6月から放送された連続ドラマ『やさしい猫』(NHK)は、優香さんにとって産後初の主演作品でしたよね。

優香 産後初めての仕事は怖くてたまらなくて、それから1〜2年は徐々に体に慣らしている感覚でしたが、このドラマの話をいただいたときは「ちょっとがんばってみよう」と思ったタイミングでした。

ーーなぜそう思ったのでしょう。

優香 「子どもが3歳まではできるだけべったり一緒にいたい!」という気持ちがあったんですが、撮影の時期がちょうど3歳になる頃だったんです。いまももちろん一緒にいたいんですが、仕事場で人と会って話す時間の大切さを感じたのもこの時期です。

ーー今はお子さんは保育園に預けているのですか?

優香 はい。ママチャリでお迎えに行ったりしています。

「もうちょっと自分のことを考えたい、けど」

ーー拘束時間の長いドラマ撮影があり、育児もあり。そんななかで、ご自身をケアする時間はどうしていますか?

優香 自分のケアまでは余裕がなくて、もうちょっと自分のことを考えたいなと思いますが、まだやっぱりどうしても、当たり前のように子ども優先の生活。子どもが怪我したりすると気持ちがすごく揺さぶられちゃうし。元気でいること、健康でいることがいかに幸せか、身にしみて考えますね。 だからこそ、自分も元気でいなきゃいけない。とはいえ、子育てって、ずっとニコニコしているわけにはいかないじゃないですか。

ーーいかないです。ムリですよね。

優香 ママっていつでもニコニコしている、みたいなイメージがあるけど、でもそうもいかなくて。特に3歳を超えると行動範囲も広がるし、たとえば道路に飛び出したりしたら「危ない!」とか強めに言わなきゃいけない場面が多くなってきますよね。 赤ちゃんのうちは「かわいいねえ」なんて言いながらニコニコしていたのに、どんどんそうもいかない時間が増えて、それで真顔でいると、「ママ、ニコニコして」と言われてしまうこともあって(笑)。でも、それで私が笑うと、子どももものすごい笑顔になってくれるんですよね。

母親だって、仕事もあるし、体調がすぐれないときもある

ーー子どもは、笑顔の伝播がわかりやすいですよね。

優香 仕事もあるし、体調がすぐれないときだってある。でも、そういうときもあるけど、やっぱり私が幸せで笑っていることが、家族の幸せにつながるんですよね。 だから笑顔でいたい。それがめぐりめぐって、自分の健康にも繋がり、お母さんだけじゃなく子どももお父さんもきょうだいも、みんなが笑っていられるのが理想ですよね。マスクをして表情がわからない期間があったからこそ、よりいっそう思います。

ーーコロナ禍での育児を経験したからこそ、笑顔の力を実感したんですね。

優香 顔を見て笑い合えるのってほんとうに心が気持ちよくなるんだなと、いろんなことを経て改めて感じました。どんなときも笑顔でいることを心がけたいな、と思っています。

優香さん/タレント

1980年6月27日生まれ、東京都出身。スカウトされたことをきっかけに、1997年デビュー。バラエティ番組で活躍する一方、女優としても才能を発揮し、TV、映画、舞台など幅広く活躍。2016年6月に俳優の青木崇高さんと結婚、2020年4月に第一子出産を報告した。現在放送中の連続ドラマ『ジャンヌの裁き』(テレビ東京系)に出演、3月23日特集ドラマ『広重ぶるう』(NHK BSP4K)の放送を控える。

=========衣装協力)シャツ ¥29,700(ailéFanM)パンツ ¥31,900(ailéFanM)アクセサリー:スタイリスト私物

(スタイリスト:宇賀愛 ヘアメイク:AYA(TRIVAL) 撮影:松野葉子 取材・文:有山千春)

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