おでんは進化する! ごはんのおかずになる「濃い旨おでん」と夜食にぴったりな「80kcalおでん」を食べてみた
2019年11月27日(水)10時50分 食楽web
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寒くなると食べたくなる料理といえば「おでん」。専門店で食べても、自分で作ってももちろんおいしいですが、コンビニやパック入りのおでんのクオリティも年々上がっています。
湯煎するだけで食べられるパック入りおでんはさまざまなメーカーから発売されていますが、そのなかから新潟の練り物メーカー『一正蒲鉾』のいっぷう変わったおでんを見つけました! その名も「濃い旨おでん」。さらに「80kcalおでん」というカロリーを謳ったおでんも登場しているようです。
筆者も冬場は高頻度でおでんを食べるので、パック入りのおでんは常にストックしているほどのおでん愛好家です。今回はこの2種類のパック入りおでんの魅力をお伝えしたいと思います。
おかずになるおでんはスープが決め手!
「濃い旨おでん」は400g(固形量145g)で、希望小売価格は403円。湯煎で5分、もしくは鍋にあけて5分ほど温める
おでんを食べながら話題にすると盛り上がるのが、「おでんはおかずになる?ならない?」論争。筆者の実家では、おかずとして食べていたので白ごはんもセットで食べていましたが、そういえば大人になりお酒を嗜むようになってからは単体で食べている気がします。
「濃い旨おでん」は、ごはんと一緒に食べたくなる味付けに仕上げたおでんで、一般的のおでんとはスープが異なっているのが特徴。1パックに玉子、大根、こんにゃく、ちくわ、つくねの5種類5個が入っています。5種類入って400円程度なので、コンビニおでんよりも少しお得ですね。
見た目は味噌おでんのようだが、味の濃さはちょうどいい塩梅。各具材はちょうどいいサイズ感で、多すぎず少なすぎずといった感じだ
湯煎で温めたおでんがこちら。普通のおでんよりもスープの色が濃く、なんだか味付けが濃そうに見えますね。スープには生姜、ニンニク、かつおだしを使用しており、かなり旨みが感じられます。とはいえ味付けが濃すぎるわけではなく、まさに絶妙なバランスです。
普段なら買ってきたおでんのスープは捨ててしまうことが多いが、このスープはごはんにかけながら完食してしまったほど
どの具材にもしっかりスープが染み込んでおり、味にパンチがあるのでごはんとの相性はたしかに抜群! さらに、広報担当者おすすめの「たまごのせごはん」としても楽しんでみました。白ごはんの上に玉子を載せ、上からスープ、ネギ、七味を散らして食べるのですが、これはたしかに最高の食べ方。家だからこそできるおでんの欲張りな楽しみ方ですね。
低カロリーなおでんは夜食や節制中におすすめ
「80kcalおでん」は320g(固形量120g)で、希望小売価格は403円
「80kcalおでん」は、その名の通り1袋80kcalに抑えた低カロリーおでん。具材は大根、うずら卵2個、ちくわ、結び白滝、玉こんにゃく2個、昆布の7種8個入りとなっています。
正直、「ちょっと少ないかな?」とは感じたが、カロリーを意識しながらいろんな種類のおでんが食べられるのはうれしい
中身を見て意外だったのが、玉子でなくうずら卵を使っている点。このほうが小さいのに満足感が得られるだけでなく、食べやすいのが理由だそう。また、カロリーが高くなりがちな練り物はちくわだけにして、こんにゃくや白滝などカロリーの低い具材をメインにしているそうです。
「玉子入りおでん」は、大根、玉子、ちくわ、さつま揚げ、こんにゃく、昆布の6種類6個入り。希望小売価格は403円
ちなみに定番の「玉子入りおでん」はこんな感じ。これでも1袋あたり120kcalなので、おでんはカロリーを意識する人にはありがたい存在ですね。
スープは優しい味わいで、かつおの一番だしと北海道産昆布の合わせだしが効いています。定番のおでんのスープとも同じ味付けですし、物足りなさは感じません。カロリーを抑えたいときならこれとサラダ、小腹を満たすことを重視したいときは味噌汁感覚でこのおでんをプラスして、おかずやごはんの量を少し減らせそうです。
パック入りのおでんは比較的賞味期限が長いので、非常食としてもおすすめ。もちろん日本酒のお供としてもお忘れなく! 美味しいだけでなく、いざというときに頼りになる「濃い旨おでん」と「80kcalおでん」を今年の冬はぜひ試してみてくださいね。
●DATA
一正蒲鉾
https://www.ichimasa.co.jp/products/retort_oden/
※価格は全て税抜