120の未発見ピラミッドが砂漠の中に埋まっている! 考古学者が驚愕の主張、なぜ発掘できないのか?

2022年11月30日(水)20時0分 tocana


 ピラミッドといえば地上にそびえ立つ巨大構造物だが、なんと大量のピラミッドがまだまだ地中に埋まっているという驚きの説がある。


 ヴァスコ・ドブレフ博士は、エジプトのメンフィス地方の砂漠を探索中に、ピラミッドが砂の下にある痕跡を発見したという。博士の主張によると、砂漠の地中に約120のピラミッドが隠されているというから驚きだ。


 2019年、ドブレフ博士は、自然由来ではない、未完成のピラミッドだと思われる台地を発見。これはウセルカラー王のピラミッドの基部であると示唆している。ウセルカラー王の治世は5年も続かなかったため、彼のピラミッド(高さ52mとされていた)は完成する暇がなかったと考えられている。


 ドブレフ博士によると、この台地は正方形で、大きさは80メートル、これは当時のピラミッドの基部の大きさと正確に一致するそうだ。


 また、物理探査の結果も添付しており、サハラの砂の下からピラミッドが発見される可能性が高いことを裏付けているとのこと。


 彼の発見は、トニー・ロビンソン氏のチャンネル5のドキュメンタリー『Opening Egypt’s Great Tomb』で明らかにされた。


 ロビンソン氏は、「ドブレフ博士は過去30年間カイロ郊外の砂漠で仕事をしており、彼は新しいピラミッドを探している。私たちはしばしばギザの有名なピラミッドしか考えませんが、このサッカラという場所は、最初のピラミッドとその他多くのピラミッドがあるのです。この地のピラミッドは6世紀にわたるエジプトの歴史にまたがっていますが、特にある王朝のファラオは、サッカラに壮大な墓を建てることを選びました」。


 その中でドブレフ博士は、120ものピラミッドが砂の下に隠れている可能性を説明し、ロビンソン氏に衝撃を与えた。


「エジプト全土に約120のピラミッドがあります。ファラオはここにピラミッドを建てました。なぜなら、サッカラはエジプトの首都メンフィスのちょうど目の前にあるからです。この小さなピラミッドを見てください。これはペピ2世のもので、彼の父親のものがここにあり、そのすぐ後ろに曾祖父のものがあり、その周りに家族全員がいます」(ドブレフ博士)


 ただ、ドブレフ博士の主張にもかかわらず、今も発掘の「ゴーサイン」は出ていない。エジプトでは、なぜか考古学的研究が歓迎されないムードが高まっているという。特に外国人エジプト学者にとっては、研究の機会が非常に限られてきているそうだ。


 なぜ、このようなことが起こっているのだろうか? 砂漠の下に発見されては困るなにかが眠っているのだろうか? 疑問は尽きない。今後、ドブレフ博士の主張が認められ、地中のピラミッドが発掘されることはあるのだろうか?


参考:「Anomalien」、ほか

tocana

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