歯みがきの習慣化によるメリット

2023年12月6日(水)18時0分 ココカラネクスト

貴重な時間を気持ちの切り替えと健康維持に使う

 みなさんは朝起きたら真っ先に何をしますか?

私は何はともあれ数回口を濯ぎます。ザっと上辺の洗浄だけでも・・・と思って、ブクブク・クチュクチュします。歯みがき本番のブラッシングは洗顔時におこないます。上っ面の汚れを落としてからの入念なブラッシングは、衛生状態の再現と維持にもつながると思っているから。一日のスタートを切るための気持ちの入れ替えにも役立っているように思うのです。

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歯みがきを生活習慣として確立できたのはなぜでしょうか?

確か社会科の授業で歯に手を加える歴史的な慣行として、研歯や抜歯の習慣があったことを教わった。御呪いの要素も十分にあったのだろう。

歯の間に挟まった食べカスを取り除くための楊枝から、歯ブラシの原型となる発想が生まれたのかも知れませんね。

まあ、それからいろいろなことがあって、便利な歯ブラシと歯みがき剤が開発されて、健康維持の良俗として歯みがきが定着したのだろう。

テレビの時代劇では指に塩を付けて、口の中をグリグリしているシーンが記憶にあります。確か必殺シリーズに登場するかんざし職人(裏稼業;仕置き人)の「秀」が、時間に追われるように、忙しそうに指を動かしていた。

そんな様子をテレビで観たものだから、果たして寝起き特有のネバネバ感がなくなるのだろうか?と思った。そこで軽はずみに試したことがあります。もちろん塩辛かった。

けど、ネバネバで淀んで濁ったような嫌な感じが消えたのです。塩が直接口腔内の粘膜に付着して、指でこするわけですから止めた方が良いですね。食塩の取り過ぎは胃がんのリスクが高まる。粘膜に炎症を起こす可能性があるからです。(※)

だけど塩分入りの歯みがき剤がありますよね。だから適量な塩の成分は、お口の健康に対して、それなりの効き目があるのでしょう。

気持ちの切り替え。

朝昼夜の3度の歯みがきは、状態は今のままだけど物が同じの「切り換え」ではありません。全く別の状態にする「切り替え」なのです。

何はともあれ、朝は寝ぼけからパッチリと目覚める時。1日のスタートを切るために、口の中を気持ち良くなりたい。顔だけ洗ってもダメだと思う人は少なからずいらっしゃるでしょう。スッキリ爽快にしたいから、歯みがき習慣は全世界に広まったと想像するに易しい。

それからさらに進んだ歯みがきの付加価値がある。全身疾患と口腔内の健康が深い関係があるという研究結果に裏打ちされています。口腔ケアと全身の健康維持の一石二鳥です。

最後に【喫煙】のカテゴリにも抵触させて下さい。

早朝の貴重な時間を使って口腔内をきれいにするのです。ただでさえ忙しい朝なのに。

だけどせっかく口腔内をきれいにしたのに、たばこのニコチンやタールで汚してしまう。しかもイヤなにおい(異臭)が口から放出されて、さらに全身だって纏わり付く。

歯みがきに5分費やしている私です。たばこ一服喫むにもおおよそ5分かかるんですよね。同じ5分でも健康に向かうためと不健康に陥るのと、真逆な方向に進むのです。

喫煙者にとっては無駄な5分と思わないはず。だけど歯磨きの意義を達成できた5分は、たばこのけむりを口の中に充満させたことで、無にしてしまう。そう自省して欲しいのです。

【出典】
(※)健検公式テキスト増補改訂第2版

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

ココカラネクスト

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