オンライン留学、79.2%の家庭が「満足」不満はゼロ

2024年12月12日(木)10時15分 リセマム

海外留学に関する意識調査サマリー

Nisai Japanが運営するNisai British International Online Schoolは、海外留学に興味を持つ保護者を対象に「海外留学」に関するアンケート調査を実施した。42.4%の保護者が短期海外留学において「オンライン留学を選択しても良い」と回答し、79.2%の家庭がオンライン留学に「満足」と回答していることが明らかになった。

 調査は2024年11月26日から29日にかけてインターネットで行われ、事前調査で「海外留学未経験だが子供の海外留学に興味がある」と回答した35歳から55歳までの男女217名から有効回答を得た。調査結果から、保護者が子供の海外留学に期待する理由や費用に対する意識、オンライン留学への関心が明らかになった。

 調査によると、子供の海外留学に興味がある保護者の52.5%が「英語力強化」を期待していることがわかった。日本の教育現場での英語教育強化が進む中、実践的な英語運用能力を身に付ける環境として海外留学が注目されている。また、37.3%の保護者が「将来の進路を日本に限定しないため」と回答し、国際的な経験や異文化理解が重要視される時代において、海外での進路を視野に入れる保護者が増加していることがうかがえる。

 さらに、25.3%の保護者が「英語に対する苦手意識をなくしてあげたい」と回答。留学は言語の壁を克服し、自信を育む絶好の機会とされている。保護者たちは、学力向上だけでなく、子供自身が積極的に挑戦する姿勢を身につけることを期待しているようだ。

 短期海外留学の費用については、31.8%の保護者が「30万円以上50万円未満」を適正な費用と考えていることがわかった。この金額帯は、子供の滞在費、語学学校の授業料、渡航費などを含む現実的な予算として考えられる。保護者たちは、将来のキャリア形成や語学力向上への確かなリターンを期待し、この投資額を「妥当」と判断しているようだ。

 一方、オンライン留学に対する関心も高まっている。調査によると、42.4%の保護者が「オンライン留学を選択しても良い」と考えていることがわかった。オンライン形式による費用削減や、子供を安全な環境で学ばせたいという意識が影響していると考えられる。オンライン留学を選択する理由としては、「環境や治安の面で海外渡航は心配だから」(40.2%)、「場所を気にせず手軽に受講できるから」(34.8%)、「価格が海外渡航の留学より安いから」(33.7%)があげられた。

 オンライン留学に対する不安としては、「強制された環境ではないので継続できるかどうか心配」(43.3%)が最多で、ついで「英語力がつくのか心配」(41.9%)が続いた。保護者たちは、オンライン形式では自発的に学び続ける姿勢が求められるため、子供のモチベーション維持が難しいと感じているようだ。

 オンライン留学を経験した家庭の満足度は高く、79.2%が「大変満足」または「満足」と回答した。不満を感じた家庭はゼロという結果から、オンライン留学が質の高い教育の提供に成功していることが示されている。

 今回の調査では、子供の海外留学やオンライン留学に対する保護者の意識と期待、不安、そして実際の満足度が浮き彫りになった。保護者が海外留学に期待する理由のトップは「英語力の強化」であり、ついで「将来の進路を日本に限定しない」があげられた。短期海外留学において保護者がもっとも懸念している点は「治安」であり、オンライン留学に対しては「継続できるかどうか」や「英語力がつくのか」に対する不安が多いことがわかった。オンライン留学の未経験者は多いが、経験した家庭の満足度は高く、オンライン留学が新たな教育の形として注目される。

リセマム

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