「じゃーじゃー麺」と「じゃじゃ麺」が別物だって知ってた? 岩手県公式ツイッターの発信にビックリ

2022年12月13日(火)8時0分 Jタウンネット

突然だが、読者の皆さんはこの料理の名前がわかるだろうか。

白い麺の上に載っているのは、キュウリ、ネギ、そして肉みそ。

これは岩手・盛岡の郷土料理「盛岡じゃじゃ麺」。わんこそば、盛岡冷麺と共に「盛岡三大麺」と称される人気グルメなのだが......他県民には誤解をされている場合が多いらしい。

2022年11月29日、岩手県広聴広報課の公式ツイッターアカウントは、「#いいにくいことをいう日」というハッシュタグと共に、こんなつぶやきを投稿した。

「盛岡名物は『じゃーじゃー麺』ではなく『じゃじゃ麺』です。。」

そして、ツイートにはこんな反応が寄せられている。

「ジャージャー麺と、#じゃじゃ麺。同じ物だと思ってる人が沢山います」
「県外の人たまにジャージャー麺言うね『じゃじゃ麺』よ」

なんで盛岡では「ジャージャー麺」のことを「じゃじゃ麺」って呼ぶんだろう——埼玉出身のJタウンネット記者は今までそう思っていた。それは、とんでもない勘違いだったようだ。

岩手で「じゃーじゃー麺を食べました!」と言われた経験

12月6日、Jタウンネット記者が岩手県庁広聴広報課の職員に「じゃじゃ麺」に関する勘違いについて話を聞いたところ、次のような経験を語った。

「県外からお客様がいらっしゃった際『岩手で何か召し上がりましたか』というお話をよくするのですが、『じゃーじゃー麺を食べました!』と言われたことがありました」

また、「県外からいらっしゃる方は稀に勘違いしている方もいる印象」があるという。確かにツイートにも「知らなかったです!じゃじゃ麺なんですね」「そうやったのか」と反応している人もいた。

ジャージャー麺は、中国に起源をもつ麺料理だ。漢字で書くと「炸醤麺」。「炸醤」とは肉みそのことで、これを茹でた麺にのせて食べる。

そして、「じゃじゃ麺」は盛岡市にある「白龍(パイロン)」の初代主人・高階貫勝さんが炸醤麺を元に、盛岡の人に合わせて考案したメニュー。肉味噌、きゅうり、ねぎなどがトッピングされたうどんに近い平たい麺に、酢やラー油、にんにくといった調味料を加え、自分なりにアレンジして食べる一品。

つまり「じゃじゃ麺」のルーツは確かに「ジャージャー麺」だが、別の料理。盛岡で生まれ、盛岡で完成した、盛岡のご当地グルメなのだ。

Jタウンネット

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