「カバンの底で潰れたおにぎり」「割るのに失敗した割り箸」 日常の「小さい絶望」をぬいぐるみにして愛でる猛者がいた

2023年12月15日(金)17時0分 Jタウンネット

・カバンの底で潰れたおにぎり
・絡まったイヤフォン
・こちら側のどこからでも切れます。が切れない

日常で起こりがちな「ちょっと嫌な出来事」が、ぬいぐるみになった。

「割るのに失敗した割り箸」「泡の多すぎるビール」「吹きこぼれた鍋」。床に転がって大暴れするほどではないが、テンションがやや下がる。その日の気分によっては、ちょっぴり泣きそうになる......こともある。そんなモノたちばかりが並んでいる。

これは、Xユーザーのまこすん(@makosun3939)さんが作った「小さい絶望ぬいぐるみ」。2023年12月10日に自身のアカウントで紹介すると、1万5000件を超えるリポスト、8万4000件を超えるいいね(14日昼時点)のほか、多くのユーザーから共感の声が寄せられた。

「全てが分かりみが深い」
「カバンの底で潰れたおにぎりが好きすぎるw」
「発想とネーミングが天才」
「これはかなり絶妙なチョイスだなぁ、センス良過ンぎ」

なぜ、小さな絶望をぬいぐるみに? Jタウンネット記者は11日、投稿者のまこすんさんに話を聞いた。

「自分が経験したことをぬいぐるみに」

まこすんさんはぬいぐるみ作家で、クスッと笑えるちょっと変わったものを作っている。以前Jタウンネットで紹介した「冷凍ご飯のぬいぐるみ」も、その一つである。

話題の「小さな絶望ぬいぐるみ」は1年前から制作を始め、今では全部で16種類に。だれもが一度は経験したことのある、共感できるものを作ったという。

「自分が経験したことをぬいぐるみにしたら反響が良かったので、たくさん作ってみることにしました」(まこすんさん)

まこすんさんにとって、特に強い思い入れがあるのは、「カバンの底で潰れたおにぎり」。

学生の頃に「カバンの底でのおにぎり潰れ」が頻発し、何度も悲しい思いをしてきた。しかし、「カバンの底で潰れたおにぎり」ぬいぐるみがきっかけで、テレビに出演することができたという。

まこすんさんにとって「カバンの底で潰れたおにぎり」がただの"小さい絶望"ではなくなったように、このぬいぐるみを持っていれば、いろんなことを愛おしく思えそうだ。

ぬいぐるみの一部はオンラインショップでも購入可能。気になる方はチェックしてみてはいかがだろう。

Jタウンネット

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