共働き世帯、夫の家事・育児に「不満」過半数…年代上がるほど増加
2018年12月19日(水)13時45分 リセマム
人材サービス「しゅふJOB」の調査機関「しゅふJOB総研」が行った調査は、2018年11月19日から11月28日にかけて、「しゅふJOBパート」の求人登録者など既婚女性451名を対象にインターネットで実施した。
「2018年を振り返って、夫は家事・育児に十分取り組んでいたと思うか」との質問に、全体では「家事・育児を十分に行っていて満足」が20.8%、「家事・育児を少しは行っていて不満はない」が26.8%となる一方、「家事・育児を少しは行っていたが不満」は35.5%、「家事・育児をまったく行っておらず不満」が16.9%となり、「不満」が52.4%と過半数となった。
年代別に見ると、「不満」と答えた割合は30代以下が45.6%、40代が52.7%、50代以上が55.5%となり、年代が低いほど不満度は若干低くなっている。
全体結果を2017年調査と比較すると、「満足」は18.3%から2.5%上昇したものの、「不満はない」が33.9%から7.1%減少し、「少しは行っていたが不満」が33.2%から2.3%増加、「まったく行っておらず不満」が14.6%から2.3%増加して、不満足度は2017年の47.8%よりも4.6ポイント増となった。
結果について「しゅふJOB総研」の川上敬太郎所長は、「家事の負担については、残念ながら夫側の認識は進んでいない」との見解を示したほか、「データ上は悪化しているが、家事負担への疑問を持つ妻が増えてきたということなのかもしれない」とみる。また、「夫には夫の言い分もあるはず。だからこそ夫婦間のコミュニケーションが大切」との所見を公表している。