気持ちよすぎて放心状態? 「お掃除」される赤ちゃんウミガメに、こっちまで癒されちゃう

2022年12月25日(日)8時0分 Jタウンネット

ウミガメと聞いて思い浮かぶのは、海の中を悠々とおよぐ大きな亀の姿だ。

でも、そんなウミガメたちも、子供の頃はこんなにちいさい。

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こちらは、東京・小笠原諸島の父島にある「小笠原海洋センター」による2022年12月4日のインスタグラム投稿。

なんともかわいいウミガメの赤ちゃんのお掃除(?)の様子だ。手前のカメは、ブラシで磨かれるのが気持ちよすぎるのか、ウットリしちゃっているようだ。もう1匹は布で拭かれて、時々ヒレをパタパタさせている。

インスタでは100万回再生を突破し、12日にツイッターに同じ映像を投稿したところ、16日時点で1万5000件の「いいね」を集めるなどの人気っぷり。

ツイッターにはこんな感想が寄せられている。

「か、かわいい......気持ちいいのかな」
「気持ちよさそうです」
「目がとろ〜んとしてて気持ち良さよう」
「ここ掻いて〜って 感じですよね」
「可愛すぎる」
「とっても癒されます」

小笠原のウミガメを絶滅させないために

インスタの投稿によると、このカメちゃんたちは小笠原海洋センターで一番小さな子たち。10月頃、同じ巣から生まれたそう。動画の撮影日は11月30日ということで、まだ1〜2か月だ。

ところで、小笠原海洋センターは、反応がかわいいからカメたち磨いている、というわけではない。

同センターや、小笠原村から委託を受けて運営・管理を行うNPO法人「エバーラスティング・ネイチャー」は、ウェブサイト上で、その目的を次のように説明している。

「いつもご覧いただいている『ウミガメ磨き』は、子ガメを大きく育てて放流し生存率を上げることを目的とする『ヘッドスターティング事業』の一環で行われているものです」(小笠原海洋センター)
「センターで飼育している子ガメ達は水槽の中で育てているため、 そのままだと甲羅に苔が生えたり皮膚病になったりしてしまうので2〜3週間に1度程度甲羅磨きをおこなっています」(エバーラスティング・ネイチャー)

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小笠原海洋センターは、アオウミガメをはじめとする小笠原の生物の保全のために作られた施設だ。

小笠原諸島で産卵するアオウミガメの個体数は、かつて行われた乱獲によって激減。センターでは小笠原のアオウミガメを絶滅させないための活動を行うと同時に、甲羅磨きや給餌を体験できる「ウミガメ教室」などのプログラムを実施し、活動の普及・啓発に努めている。

小笠原のアオウミガメ保全活動に関心を持った人・応援したいと思った人、そして、もっとウミガメたちの様子を見てみたい人は公式サイト<http://bonin-ocean.net/>を覗いてみるといいだろう。

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