なんの変哲もない茂みに吠える犬 気になって見に行くと…?
2025年4月19日(土)11時27分 grape

昔話の『花咲か爺(通称:花咲かじいさん)』では、犬が「ここ掘れワンワン」と指定した場所を掘ると、大量の大判小判が出てくるシーンが有名です。
犬種にもよりますが、犬は人間の数千〜1億倍の嗅覚を持つともいわれている動物。現代社会でも、警察犬や災害救助犬など、人や物を探知する際に活躍をしていますよね。
アメリカで暮らしている心臓血管外科医のOnyo(@researcher_cvs)さんがXに投稿したのは、まさに物語のワンシーンのようなエピソードでした。
犬が庭で『ここ掘れワンワン』 行った先には…?
Onyoさんの自宅には、友人の飼っているラブラドールレトリバーが、子犬の頃からよく遊びに来ていたのだとか。
ある日の朝、預かっていた友人の犬を庭で遊ばせることにしたOnyoさん。しかし、その日はなぜか、犬がなかなか戻ってこなかったといいます。
不思議に思い様子を確認しに行くと、犬は一見なんの変哲もない茂みの周囲で興奮していたのです。

まさに「ここ掘れワンワン」というかのように、ある一点に向かって反応を示す、犬。
一体何に反応しているのか、Onyoさんがそっと茂みに近付いてみると…!



茂みの中にいたのは、すやすやと寝息を立てる野ウサギの赤ちゃんたちでした。
Onyoさんによると、以前から家の庭には時々、野ウサギが遊びに来ていたとのこと。もしかすると、野ウサギは一家で訪れたのかもしれませんね。
野ウサギの赤ちゃんの存在を教えてくれたかのような『ここ掘れワンワン』に、Onyoさんはとても驚かされたといいます。

その後、Onyoさんの妻は野ウサギを保護する方法を問い合わせ、親ウサギが入れる穴を設置した上で、外敵に襲われないようダンボールで囲うことに。
犬に発見された野ウサギの赤ちゃんたちは、優しい人間たちによって、安全な環境で過ごすことができるようになったのでした。
温かさにあふれるエピソードは拡散され、Xには「野ウサギの赤ちゃんを初めて見た!」「なんて素敵な話!」といった反響が続々と寄せられていました。
あれから2年…野ウサギは今でも?
上記のエピソードから約2年が経過した、2025年4月現在。
Onyoさんによると、今でもたまに近所の家の庭などで、野ウサギの赤ちゃんが発見されているようです。
野ウサギたちにとって、Onyoさんたちが住むエリアは、心を許せる環境なのかもしれません。
これからも、かわいらしい野ウサギの赤ちゃんたちが、安心して成長できる場所であってほしいですね!
grape HIT(グレイプ ヒット)
ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。
[文・構成/grape編集部]
出典 @researcher_cvs