好奇心旺盛な犬、壁の中から出られなくなってしまい消防隊員らに救出される

2024年7月4日(木)23時10分 カラパイア


 「好奇心は猫を殺す」というイギリスのことわざがある。これは9つの命があるとされている猫ですら、好奇心で命を落とす事ことがある、転じて「過剰な好奇心は身を滅ぼす」という意味だ。そしてここに、好奇心で身を滅ぼしそうになった犬がいる。
 その犬は家の外の壁に設置されている配管用出入口に入り込み、壁の中から出られなくなってしまったのだ。
 2時間以上も壁の中に閉じ込められていた犬は、駆け付けた消防隊員が壁を壊すことで、ようやく外に出ることができた。
・壁の中に入り込み、出られなくなってしまった犬
 カリフォルニア州ガーデングローブで、好奇心旺盛な2歳のメス犬、フェイは、家の外壁に設置されている配管用のドアから壁の中に入り込んだ。

フェイが入り込んだ外壁の配管用ドア
 入ったのはいいものの出られなくなってしまった。家族はフェイの鳴き声に気が付いたがその姿はどこにもない。まさか壁の中にいるとは思いもよらなかっただろう。
 結局フェイは2時間以上も壁の中に閉じ込められていた。ようやく事態に気が付いた家族はオレンジ郡消防局に通報し、消防隊員がかけつけた。・壁を壊し、フェイの救出
 フェイを壁から出すには、壁を壊すしかない。隊員らはフェイを傷つけないよう慎重に壁を壊し始めた。

 少しずつ壁を壊していくと、フェイは壁のすぐ後ろにいたようだ。フェイの気まずそうな顔が見えてきたぞ。

 後悔はしているものの、反省はしてなそうにも見えるフェイ。なかなか壁の穴から出てこようとしなかったが、何度も呼び掛けてようやく出てきた。

 長い救出劇を経て、ようやく壁の中から出所したフェイだが、遊ぶのが大好きでいたずらも大好きだという。
 家族はメディアの取材に対し、「フェイはおそらくすでに次のいたずらの作戦を考えているだろう」とコメントしている。そして消防隊も「またすぐに彼女を助けに行くことになるかもしれない」と付け加えたそうだ。

 ちなみに冒頭で言った「好奇心は猫を殺す」というイギリスのことわざには続きがある。
 「Curiosity killed the cat, but satisfaction brought it back.」
 日本語にすると「好奇心は猫を殺すが、好奇心が満たされることで生き返る」だ。つまり、過剰な好奇心は身を亡ぼすこともあるが、深く物事を知ることができ満足することで、危険を乗り越えることができるということだ。
 フェイも好奇心で危機に瀕したが、家の構造を熟知することができて、リスクが報われたことだろう。きっとそう?
Written by parumo

カラパイア

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