強い寒気の南下で大雪のおそれ 8日(月)にかけて50cm以上の積雪も

2024年1月6日(土)16時30分 ウェザーニュース

2024/01/06 16:19 ウェザーニュース

明日7日(日)は冬型の気圧配置となり、上空の強い寒気が南下します。日本海側は局地的に雪が強まって、積雪が急増するおそれがあるため警戒が必要です。

寒気のピークは明日夜

日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になり、日本海側で雪や雨の降る所が多くなります。寒気は明日の夜がピークで、大雪の目安となる上空5500m付近で−36℃以下の寒気は、能登半島付近まで南下する見込みです。
上空の高い所に強い寒気が流入することで大気の状態が不安定になり、雪雲や雨雲が発達しやすくなります。特に低気圧に向かって吹き込む風が強まる北海道の道央から道南、北寄りの風と西寄りの風がぶつかり、収束帯が形成される北陸は発達した雲がかかり、雪や雨が強まる予想です。
強い雪に加え風も強く、吹雪になって見通しの悪くなるおそれがあります。

積雪急増による車両滞留などに警戒

明日7日(日)から明後日8日(月)・成人の日にかけて、最も雪の量が多くなるのは北陸の山沿いです。積雪の増加量は50cm以上に達する所が多く、山間部では100cm近くに達してもおかしくありません。
地震被害の大きい能登半島でも内陸部では20cm前後の積雪となって、物資の輸送などに支障が出たり、ダメージを受けている家屋の損壊の進行などが懸念されます。
北海道はシアーライン(風の流れが変化する境界線)がかかる積丹半島を中心に50cm以上の予想です。
積雪の急増によって路面状況が悪化し、立ち往生による車両滞留のおそれがあります。吹雪や強雪による視界不良にも警戒をしてください。

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