週後半は春の暖かさで融雪災害に注意 その後は一転して真冬に寒さに

2023年1月8日(日)16時20分 ウェザーニュース

2023/01/08 16:13 ウェザーニュース

週の後半は日本列島に暖気が流入し、全国的に季節外れの春の暖かさとなります。雪の多い地域では融雪災害に注意が必要です。気温の上昇は一時的で、その後は真冬の寒さが戻ってきます。

北日本や北陸は急速に雪解けが進む

週の後半にかけて上空を吹く強い西風である偏西風が大きく北に蛇行します。13日(金)には平地で雪となる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気が北海道の北まで北上。九州には平年より10℃以上高い、+6℃以上の暖気が流れ込む予想です。
最高気温は西日本は15℃を超える所が多く、関東や東北も15℃前後まで上昇。北海道でも5℃を上回って、3月下旬から4月上旬並みの気温の所が多くなります。
積雪の多い地域では急速に融雪が進み、屋根からの落雪や雪崩、雪解け水による冠水、河川の増水、土砂災害などの危険性がありますので、十分な注意が必要です。
気温の高い状況は土日にかけて続くとみられます。14日(土)〜15日(日)は大学入学共通テストが行われますので、気温変化で体調を崩さないようお気をつけください。

春は束の間、すぐに寒中の厳しい寒さへ

東京の気温変化

暖かな空気が去った後は再び真冬の空気に覆われるため、気温差が大きくなる予想です。東京都心は14日(土)、15日(日)に4月上旬並みの17℃まで上がった後、16日(月)は9℃と寒中らしい寒さに一気に戻ります。
さらに17日(火)は北東からの冷たい風が吹き込む影響もあり、5℃と厳しい寒さになる見込みです。全国的にも同じような傾向となります。
春の訪れを感じさせる暖かさは一時的で、その後は寒中らしい真冬の寒さが続くとみられます。一度暖かさを経験した後の寒さは身にしみますので、今から心構えをしておくようにしてください。

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