郡山駅前で受験生がはねられ死亡した事故、容疑者「急いでいた」…複数の赤信号無視し交差点進入か
2025年1月25日(土)8時48分 読売新聞
事故現場に花束を供えて手を合わせる男性(23日、JR郡山駅前で)
福島県郡山市のJR郡山駅前で酒気帯び運転の車に大学受験生がはねられて死亡した事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で送検された容疑者の男(34)(同市)が「急いでいたから信号を無視した」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。
郡山署は、男が故意に複数の赤信号を無視しながら現場交差点に進入したとみて、危険運転致死容疑も視野に捜査している。
捜査関係者によると、男は22日早朝、赤信号を無視し、規制速度の40キロを超えて走行。ほぼ減速することなく、青信号で横断歩道を渡っていた大阪府箕面市、予備校生女性(19)をはねたとみられる。
男は21日夜、郡山市内の飲食店で知人と複数人で飲酒。6時間ほど飲み続けていたといい、調べに対し「自宅で少し休んでから用事があって外出し、(事故は)その帰りだった」と話しているという。