無償の給食が小バエで休止、その間は弁当持参…村議「保護者に援助を」村長「払うべきでない」

2025年3月8日(土)8時38分 読売新聞

蓬田村の久慈修一村長

 青森県蓬田村議会で6日に行われた一般質問で、学校給食が無償化されたのに、給食センターが稼働できず、弁当持参になった期間の給食費を保護者に還元すべきかどうかが論争になった。

 村教育委員会によると、村学校給食センター内で小バエが確認されたため、1月15日の冬休み明けから2月3日の再開までの約2週間、小中学校の学校給食がストップした。坂本豊議員は「家庭では弁当持参で余分な材料費などの経費が増えた。援助を考えているか」と質問。村教委は「保護者に迷惑をかけた。おわびする」と謝罪したが、援助は「考えていない」と述べた。

 これに対し坂本議員は「無償化されているので、この間の給食予算が浮いたはずだ。保護者に還元するのが自然だ」「少しでも誠意をみせて」と迫ったが、久慈修一村長は「給食費を徴収しているなら返すべきだが、無償化は行政が進めたものなので、私は払うべきではないと思う」と否定した。

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