「自立できない子」の親が無意識に繰り返している4つのNG発言

2025年3月10日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

「自立できない子」の親が無意識に繰り返している4つのNG発言

写真はイメージです Photo:PIXTA

子どもが自分で取り組もうとしていることに、つい過剰に介入したり支持する行動「手出し口出し」。この行為は、子どもの成長に必要な「自己訂正力」の大きな妨げとなってしまうのだ。これまで1万人以上の子育ての悩みを聞いてきたモンテッソーリ教師が、子どもが「自己訂正力」を育むための3つのポイントを提言する。本稿は、モンテッソーリ教師あきえ『詰め込みすぎの毎日が変わる!子育ての「引き算」』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

大人が過剰に介入する「手出し口出し」にご注意

「手出し口出し」とは、子どもが自分で取り組もうとしていることに対して、大人が過剰に介入したり、指示したりすることです。「子どもの間違いを見つけたり、失敗しそうな姿を見たりすると、すぐ指摘して手出し口出ししたくなってしまうんです」というお声はよくいただきます。

 私たち大人は子どもが失敗している場面を見ると、ついすぐに正解を教えたくなりますよね。「違うよ」「間違っているよ」「こうしたらできるよ!」と最短の正解ルートを紹介したくなるお気持ちはとてもよくわかります。

 しかし、ここでぐっと我慢し、子どもに気づくチャンスをつくることが、真の学びを実現するために重要なのです。0〜6歳の子どもは「“自分で”できるように手伝って」と願っているのですよね。「手出し口出し」をすることには、いくつか心配な点があります。

・子どもの自立心や自己効力感(自分は大丈夫という感情)の育みを妨げる・子どもの試行錯誤する機会を奪ってしまう・子どもの「自分でやりたい」という意欲を削ぐ・「学ぶ」ことの本質的な理解を妨げる可能性がある

 このようにならないために必要なのが、「手出し口出し」の引き算です。

 私たち大人の不必要な介入を減らすことで、子どもは自分のペースで物事に取り組むことができ、自分で間違いに気づいて訂正する力「自己訂正力」を育むことができるのです。

 そのために、意識したいポイントが3つあります。


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