もんたよしのりさんの命を奪った「大動脈解離」、何が致命的な結果を招くのか?

2024年3月21日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

もんたよしのりさんの命を奪った「大動脈解離」、何が致命的な結果を招くのか?

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Photo:PIXTA

何の前触れもなく胸や背中の激痛と共に発症する「大動脈解離」。致死率が高いこの病気は何によって起こるのか。特集『血管の老化を防ぐ! 血管強化術』(全8回)は、前半の4回で血管老化と病気の関係について、後半の4回で抗血管老化策について取り上げる。#4では、大動脈解離と血管老化の関係に迫る。(医学ライター 井手ゆきえ)

もんたさんの命を奪った「大動脈解離」とは?

「ダンシング・オールナイト」などで知られるシンガー・ソングライターのもんたよしのりさんが、昨年、大動脈解離で亡くなった。享年72歳。

 大動脈は最大径3センチメートルという、人体でも最も太い血管で、主要な血管と同様に内膜、中膜、外膜の3層構造をしている。このうち、内膜にできた傷から中膜の中に血液が流れ込み、内膜が裂けることで、血液が流れる第二の道(偽腔)ができる。この状態が「大動脈解離」だ(下図参照)。

 偽腔の外側は外膜の1枚のみ。どんどん流れ込む血流の圧力に耐えきれず、いつ破裂してもおかしくはない危険な状態だ。


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