「情緒が安定しない子」の親が無意識に繰り返している“NG習慣”とは?

2024年3月24日(日)19時0分 ダイヤモンドオンライン

「情緒が安定しない子」の親が無意識に繰り返している“NG習慣”とは?

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写真はイメージです Photo:PIXTA

「睡眠時間は〈子どものやる気〉に直結する」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【子どものやる気をアップさせる「習慣」】をお届けする。

睡眠時間の安定→やる気アップに直結!

 生活リズムの乱れは情緒を不安定にします。

 情緒が不安定になると集中力が欠如したり、イライラしたり、やる気を失ったりしますから、学力も習い事も生産性がガクンと落ちてしまいます。大人でも不規則な生活が続くと精神や体調に不調を来すようになりますね。

 心身が発達途上の子どもは大人の何倍も、生活リズムによる影響を受けやすいのです。

 最優先にすべきは「睡眠」です。早寝早起きを基本にしましょう

 睡眠習慣を安定させると成長ホルモンの分泌が促進されます。寝る子は育つというのは科学的にも事実なのです。

 睡眠は子どものメンタル面にも影響します。睡眠が足りない子どもには、集中力がない、落ち着きがない、周囲に対して攻撃的になるという傾向が見られます。このような精神状態では、勉強も習い事も効果的に身につけていくことができません。

 子どもの生活リズムが乱れる原因のほとんどは「親の生活習慣」です。まず親が生活リズムを規則正しく整える努力をしましょう。親が夜型の生活を送ると、子どもの生活リズムも夜型に引っ張られます。親が夜の時間を楽しみたい場合は、早い時間に子どもを就寝させてからにしましょう。

 また週末や連休などに出かけること(外食を含む)が多いと、生活リズムが崩れがちです。

 もちろん、親にとっても子どもにとっても余暇や息抜きは大切です。それでも、休みの日もいつもの生活リズムを大きく崩さないように心がけてあげましょう。

 小学校高学年になると、テストや宿題のために夜更かしすることがあるかもしれません。習い事の試合やコンテストに泊まりがけで出かけることもあるでしょう。このような場合でも、できるだけ就寝時間は守るように子どもに伝えてください。

 眠い目をこすりながら勉強したり、寝不足で発表会や試合に挑んでも、良い結果につながらないことが多いのです。

 あまり難しく考える必要はありません。基本はいつも同じ時間に起床し、食事を取り、就寝すればいいのです。

ピッタリの習い事は子どもの強みを育てる最高のチャンス!『「強み」を生み出す育て方』(船津徹/ダイヤモンド社)より

子育て成功のカギは「強み育て」にある

『「強み」を生み出す育て方』 (船津徹・ダイヤモンド社)定価:1980円(税込)

 子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?

 たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。

 つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。

 そこで「わが子にピッタリの習い事を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。気質×才能の25タイプ別診断で「わが子にピッタリの習い事」がカンタンにわかります!

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