【危険】わが子をつぶす「ブラック習い事」の見極め方、親が絶対やってはいけない行動は?

2024年3月29日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

【危険】わが子をつぶす「ブラック習い事」の見極め方、親が絶対やってはいけない行動は?

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写真はイメージです Photo:PIXTA

「“ブラック習い事”は子どもを潰す」そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【「習い事の環境を変えるべきケース」の見極め方】をお届けする。

「ブラック習い事」→環境を変えるべき!

「習い事には【やめてはいけないケース】がある」とお伝えしました(詳細は『【一発アウト】「習い事をすぐやめる子」が失いやすい“一生の宝物”とは?親の正しい選択は…』を参照)。

 今回は反対に、【習い事の環境を変えた方が良いケース】についてお話しします。

 子どもが「やめたい!」と言う理由が、習い事そのものではなく、習い事の友だち関係(仲間外れなどのいじめ)や高圧的な指導者(スパルタ主義、成果主義、えこひいき)であるケースがあります。

 これらの「ブラック習い事」が原因である場合は、環境を変えて習い事を継続することを最初に検討しましょう。

 まず、子どもと話し合ってやめたい理由を明らかにしてください。

 この時、絶対に子どもを追い詰めてはいけません。焦る気持ちはぐっと抑えて子どもに寄り添い、優しい口調で「どうして行きたくないの」と聞きましょう。

 習い事の仲間との折り合いが悪かったり、先輩からいじめに遭っているような場合は、習い事の責任者に相談して解決方法を協議します。直接、相手(あるいは相手の親)に伝えると、さらに問題が大きくなることがありますので、第三者を通して問題解決を図ることが大切です。

 協議によって問題が解決できるようでしたら、歩み寄りましょう。習い事では「お互いさま」の意識も必要です。

 子どもの成長過程ではトラブルがつきものです。「指導者や保護者たちが協力的であるか」も習い事の環境を選ぶ際に重要なポイントです。

 指導者の人格(差別的、えこひいき)や、教え方(高圧的、スパルタ式)に問題がある場合、習い事の環境を変えることを検討しましょう。

 子どもにマッチした習い事であっても、気質に合わない環境に入れていると、子どもの良い面がつぶされてしまうことがあります。

 習い事は子どもがポジティブな経験を積む場です。

 嫌な思いをすることが多いのであれば、習い事自体は継続し、習い事の環境を変えることを考慮しましょう。

「精神論」「スパルタ指導」は時代遅れです。厳しくすればメンタルが鍛えられるというのは迷信です

 強いメンタル(自信)を作るには「成功体験の積み重ね」がより効果的であることは、数々の研究が明らかにしています。

ピッタリの習い事は子どもの強みを育てる最高のチャンス!『「強み」を生み出す育て方』(船津徹/ダイヤモンド社)より

子育て成功のカギは「強み育て」にある

『「強み」を生み出す育て方』 (船津徹・ダイヤモンド社)定価:1980円(税込)

 子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?

 たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。

 つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。

 そこで「わが子にピッタリの習い事を詳しく知りたい!」という方のために、著書『「強み」を生み出す育て方』ではオリジナル診断を掲載しています。気質×才能の25タイプ別診断で「わが子にピッタリの習い事」がカンタンにわかります!

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