辛坊治郎氏、大阪・関西万博めぐるメディア報道に怒り 「万博にタダで行けない子供達が可哀想」
2025年4月18日(金)14時5分 J-CASTニュース
元読売テレビのアナウンサーでキャスターの辛坊治郎さんが2025年4月17日、大阪・関西万博をめぐるメディアへの不満をXにつづった。
「本人は言いにくいだろうから、代わりに言ってあげる」
辛坊さんは「万博への熱い思いを持ち、1970年に行われた『大阪万博』の熱狂も知る辛坊治郎が、2025年に開催される『大阪・関西万博』について徹底解説!」とのコンセプトのラジオ番組「辛坊治郎の万博ラジオ」(ニッポン放送)のメインパーソナリティをつとめている。
自身のYouTubeチャンネルでは、「開幕初日と2日目」に現地を訪れていたことを明かし、「メディアが伝えない大阪・関西万博の真実&歩き方」を解説する動画を公開している。
辛坊さんは、吉村洋文大阪府知事が16日、Xで大阪・関西万博をめぐる「大阪・関西万博へ無料招待 大阪市の小中学校 約1割参加せず」というタイトルのネット記事に対し、「『約9割の小中学校が参加』でよくない? 引率の先生方、ありがとうございます」とコメントしていたことを引き合いに、「本人は言いにくいだろうから、代わりに言ってあげる」と切り出した。
「一部の先生達の思想・政治闘争の犠牲になって万博にタダで行けない子供達が可哀想だ。この事態が政治闘争だと正確に伝えないメディアは腐ってる」
続く投稿では、「もっとハッキリ言うと、『左派教師による万博ボイコット』です」と表現し、「世界を体験する貴重な機会を子ども達から奪った教師の責任は重いです。ウクライナもパレスチナも頑張って参加してるのにね」とつづった。
「行かないなんて、本当にもったいない」「子供をダシに使う時点で もう終わっている」
子どもたちにとっての万博への参加をめぐっては「世代を超えた貧困の連鎖を止めるために大切なのは、子供達の体験格差を最小にする事だ。好奇心は向上心に繋がるからね」とした上で、「大人の政治的思惑で、子供達から体験のチャンスを奪うのは許されない」とした。
辛坊さんの主張には、「海外に行かないと体験できない、さらにマイナーな国の文化に触れられる体験は貴重」「万博は今しか行けないし、世界中の文化や未来の技術や科学に触れられる貴重なイベントなのに、行かないなんて、本当にもったいない」などとする声が寄せられた。
一方で、万博への参加を希望しないという人からは、「安全性に疑いがあるから行くことを避ける判断をするって普通だと思います。学校の先生には子供を守る責任があるので、当事者の判断にどうこう言わなくて良いと思いますが」「そもそも遠隔地や貧困家庭の子供は万博にすら行けないのだが、これは格差ではないのかね。なんとかして正当化したいのだろうけど、子供をダシに使う時点で もう終わっていると思うわ」といった意見も上がっている。