北海道 夏の訪れは早く、今年も暑い夏になりそう

2025年4月22日(火)16時30分 tenki.jp

本日(22日)、札幌管区気象台が北海道の3か月予報(5月から7月)を発表しました。気温は平年より高く、特に6月は全道で平年より高い予想で、厳しい暑さとなる日もありそうです。今年も、暑さに慣れないうちの熱中症対策などが必要になります。

5月 気温は全般に高いが、一時的な寒気に注意

5月は、気温は日本海側、太平洋側は平年並みか高く、オホーツク海側では平年並みの見込みです。降水量は各地域とも平年並みの見込みとなっています。天気は数日の周期で変わりやすく、低気圧や気圧の谷の影響を受けて雨の降る日もあるでしょう。特に上旬は、桜の開花や満開の知らせが届き、お花見に行く方も多くなると思いますので、最新の気象情報に注意して下さい。また、一時的には寒気の影響を受けることもあるため、霜や低温などに対する農作物の管理に留意して下さい。

6月 早くも夏の到来か

6月は、気温は全道で高いでしょう。降水量はほぼ平年並みの見込みですが、各地とも平年よりやや多くなる可能性もあります。天気は5月に引き続き数日の周期で変わる見込みです。札幌では、平年でも最高気温が20度を超えてくる時期です。そのため、晴れて日ざしの影響を大きく受けた際などには、25度以上の夏日となり、場合によってはそれ以上の気温となる日も出てきそうです。また、昨年の6月中旬の北海道地方の旬平均気温は、1946年の統計開始以来最も高くなりました。今年も、記録的な暑さとなる可能性もあります。この時期は暑さに体が慣れていないため、早めの暑さ対策が必要となります。
熱中症予防として、暑さを避けてのどが渇く前からの水分補給を行うことなどが有効です。また、室温の変化をチェックし、エアコンを使用するのもいいでしょう。

7月 昨年は熱中症警戒アラートの発表も

7月は、気温は日本海側と太平洋側は高く、オホーツク海側は平年並みか高い見込みです。降水量は各地とも平年並みですが、6月同様、平年よりやや多くなる恐れもあります。天気は、日本海側で数日の周期で変わる一方、オホーツク海側と太平洋側では平年と同様に曇りの日が多くなる見込みです。時折雨となり、低気圧や前線の影響を受けて大雨となることもあるため、最新の気象情報等の留意が必要となります。
昨年の7月は、下旬に十勝地方で「熱中症警戒アラート」の発表された日もありました。熱中症警戒アラートとは、広い範囲で過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある場合に発表されるもので、発表があった際には、いつも以上にこまめな休憩や水分補給、塩分補給を行い、涼しい環境以外での運動等は中止しましょう。
熱中症による緊急搬送者数を見ると、7月から8月が最も多くなっています。他人事と思わず、出来うる熱中症対策を行うのがよいでしょう。

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