万博帰りの4000人、夢洲駅に足止め…協会「メトロと連携状況を検証し改善図る」

2025年4月23日(水)13時2分 読売新聞

大阪メトロ中央線が止まり、混雑する夢洲駅(22日午後10時、大阪市此花区で)

 大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は23日、大阪メトロ中央線が22日夜に車両故障の影響で約1時間運転を見合わせたトラブルで、会場直結の夢洲ゆめしま駅(大阪市此花区)に足止めされた来場者やスタッフは約4000人だったと発表した。万博協会がトラブルを把握したのは車両故障の発生から約30分後で、メトロと改善に向けて協議する。

 車両故障は22日午後9時30分頃、大阪港駅(同市港区)で発生した。万博協会によると、同9時52分、夜勤のため出勤中だった万博協会の委託職員から「メトロが止まっている」と連絡があり、同10時頃、メトロ側に問い合わせて把握した。メトロの運行は同10時25分頃に再開した。

 万博協会が設置している「来場者輸送情報センター」には、メトロからリエゾン(情報連絡員)が派遣されているが、車両故障の情報は即時に把握できなかったという。

 万博会場の閉場時間は午後10時で、情報を確認できた時点でほとんどの来場者は会場外に出ており、夢洲駅は混雑した。

 万博協会の淡中泰雄・交通部長は23日、記者団に「時間によっては場内待機も考えないといけない。メトロと連携状況を検証し、改善を図る」と話した。

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