インフルエンザが再流行 もし10連休中にかかったら…

4月25日(木)6時20分 ウェザーニュース


2019/04/25 06:25 ウェザーニュース

インフルエンザは患者数の減少が続いていましたが、再流行の兆しが出てきました。国立感染症研究所によると、4月14日までの1週間で、全国に約5000ある定点医療機関の1機関あたりのインフルエンザ患者数が1.67人で、前週の1.46人を上回ったのです。10連休はインフルエンザに要注意です。

シーズン終盤はB型が流行

「1〜2月のピーク時より減りましたが、インフルエンザの患者さんの来診が続いています。例年と同じくシーズン終盤はB型が多く、A型ほど高熱は出ませんが、下痢や腹痛といった消化器症状が特徴です」と言うのは、せたがや内科・神経内科クリニック(東京都世田谷区)の久手堅司(くでけん・つかさ)院長です。

暖かい時期になってもインフルエンザに感染する人がいるのは、昨年接種したワクチンの効果が切れる時期だからではないかと久手堅院長はみています。

10連休でインフルエンザが拡散?

インフルエンザの患者報告数が、流行開始の目安となっている1医療機関当たり1.0人を上回り「再流行」しているのは、茨城(1.23人)、栃木(1.83人)、千葉(1.12人)、東京(1.35人)、神奈川(1.01人)、岐阜(1.7人)、静岡(1.45人)、滋賀(1.81人)、大阪(1.09人)、兵庫(1.04人)、福岡(1.62人)、鹿児島(1.1人)の12都府県です。

北海道、秋田県、栃木県、香川県、長崎県などでは学級閉鎖や学年閉鎖する学校もあります。

「ゴールデンウィーク期間中は人が移動するため感染する機会も増え、患者数が減っていたインフルエンザが一時的に増えることがあります。今年は10連休と長いので外出する人も多く、再流行が懸念されます」(久手堅院長)

もし10連休中にかかったら…

10連休は医療機関も休むところが多く、インフルエンザを発症するなど体調を悪くしたらどうすればよいのでしょうか。

実は各地の医師会では「当番医」制度をとっていて、休日でも開いている医療機関があります。住んでいるエリアの医師会ホームページや自治体ホームページの医療機関情報に休日診療を行っている医療機関が掲載されているので、事前に確認しておけば安心でしょう。もちろん救急医療は休まず稼働しているので、いざとなったら「119番」で救急車を呼ぶこともできます。

油断せずに感染予防を

厚生労働省のHPには「インフルエンザを予防する有効な方法」として次のことを推奨しています。

(1)外出後の手洗い
流水・石鹸による手洗いはウイルス除去に有効/アルコール製剤による手指衛生も効果的

(2)マスク着用
人混みや繁華街へ外出するときは不織布製マスクを着用する

(3)咳エチケット
咳やくしゃみを他の人に向けて発しない/咳やくしゃみが出るときはマスクをする/とっさのときにマスクがないときはティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆う/鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐゴミ箱に捨てる/手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐに手を洗う

(4)適度な湿度の維持
乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つ

(5)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高める

(6)人混みや繁華街への外出を控える
特に高齢者・基礎疾患のある人・妊婦・体調の悪い人・睡眠不足の人は人混みや繁華街への外出を控える/やむをえず外出するときは不織布製マスクを着用する

「大事なのはインフルエンザの感染予防です。暖かくなったので油断しがちですが、人混みではマスクを忘れずに装着してください。また、誰でも無意識のうちの手で顔や鼻などを触っているので接触感染のおそれがあります。流水でけっこうですので、食事時だけでなく小まめな手洗いを習慣化してください」(久手堅院長)

10連休というかつてない長い休日が続き、医療機関の休業などさまざまな生活への影響が懸念されます。10連休中の感染を防ぐためにもインフルエンザ再流行の兆しに十分注意を払いたいものです。


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